ホームページ制作の流れは?初心者にもわかりやすく解説
ホームページを作りたいけれど、「何から始めればいいのだろう?」「専門的な知識がない自分でもできるのか不安…」と感じていませんか。WebやITに詳しくない初心者の方にとって、ホームページ制作の全体像が見えないままでは、一歩を踏み出すのに勇気が要ります。
また、いざ作業を始めても流れを理解していないと、途中で手戻りが発生したり、思わぬ時間や費用がかかってしまうこともあります。そこで本記事では、ホームページ制作の流れをステップごとにわかりやすく解説します。初めての方でも安心して取り組めるよう、不安や悩みに寄り添いながら進めていきます。
目次
ホームページ制作の全体像を把握しよう

ホームページ制作では最初に全体の流れを俯瞰することで、各段階で何をすべきかが明確になり、効率よく進められます。まずはホームページ制作のプロセスをどのようなステップに分解できるのか見ていきましょう。
制作プロセスを6つのステップに分解
ホームページ制作のプロセスは、以下の6つのステップに分けられます。
目的・ターゲット設定
サイトを作る目的を明確にし、誰に向けたサイトにするかターゲット(ペルソナ)を定めます。
サイト構成・デザインの設計
サイトマップやワイヤーフレームを作成し、ページ構成やデザインの方向性を決めます。
ドメイン・サーバーの準備
サイトのURLとなるドメインを取得し、ホームページを公開するためのサーバー(レンタルサーバーなど)を用意します。
コーディング(実装)
HTML・CSS・JavaScriptなどを使ってページをコーディングし、必要に応じてCMS(例:WordPress)の導入・カスタマイズで効率化します。
テスト・修正
公開前に動作確認やデバッグを行い、不具合の修正や表示崩れの対応、セキュリティチェックなどを実施します。
公開・運用
サイトをインターネット上に公開し、その後の運用・更新や保守管理まで継続して行います。
以上がホームページ制作の流れです。ではステップ1から順に見ていきましょう。
ステップ1|目的・ターゲット設定
最初のステップでは、「なぜそのホームページを作るのか」という目的と、「誰に向けて情報を発信するのか」というターゲットを明確にします。この段階をしっかり固めておくことで、後のデザインやコンテンツ制作の指針がぶれずに済み、効果的なサイト制作につながります。
目的とゴールを明確化する
ホームページを制作する前に、まず目的とゴールを明確にしましょう。目的とは「ホームページを通じて何を達成したいか」という根本的な動機です。例えば、「自社の商品やサービスの認知度を高めたい」「問い合わせを増やしたい」などが目的として挙げられます。
目的が定まったら、次に具体的なゴール(成果指標)を設定します。ゴールとは目的を達成するための具体的な目標値です。例えば、「月々の問い合わせ件数を〇件に増やす」といったように測定可能な目標を設定してみてください。ゴールを決めておけば、ホームページ公開後に効果を測定し、目的が達成できているか確認できます。
目的とゴールが明確になれば、サイトの構成やデザインもそれに合わせて考えやすくなります。例えば問い合わせ獲得が目的なら、問い合わせフォームへの導線(ボタンやリンク)を目立つ位置に配置するなど、サイト設計に反映させるべきポイントが見えてきます。逆に、これらがあやふやなままだと見た目は良くても肝心の成果に結びつかないサイトになりかねません。
ターゲットの具体化
目的とゴールを決めたら、次にターゲットとなるユーザーをイメージします。誰に見てもらいたいホームページなのかを明確にすることで、デザインやコンテンツの方向性が定まり、メッセージが伝わりやすいサイトを作ることができます。
ターゲットを具体化する際は、想定するユーザー像を具体的な人物像に落とし込み、年齢やニーズ、利用シーンを考えてみましょう。ターゲット像を明確にすることで、その人に響くコンテンツやデザインが見えてきて、サイトの訴求力が高まります。目的とターゲットの設定は、ホームページ制作の土台となる重要な作業です。ここまでが固まったら、次のステップであるサイト構成・デザインの設計に進みましょう。
ステップ2|サイト構成・デザインの設計

ステップ1で決めた目的とターゲットを踏まえて、次はホームページの構成とデザインを具体化していきます。ここでは、サイト全体の構造となるサイトマップを設計し、ページごとのレイアウトとなるワイヤーフレームの作成します。
さらに、その構成をもとに視覚的なデザインカンプを作成し、ユーザーにとって見やすく操作しやすい体験を提供するUI/UXを固めます。しっかりと設計を行うことで、この後のコーディング工程がスムーズになり、ユーザーにとって使いやすいサイトに仕上がります。
サイトマップとワイヤーフレームの作成
まずサイト全体のサイトマップ(ページ構成図)を作成します。サイトマップとはサイト内の各ページの階層構造を示す図です。トップページから下層ページへの関係を図にすることで、必要なページを洗い出しコンテンツを整理できます。
サイトマップを作る際は、ユーザーが情報にたどり着きやすい導線設計を意識しましょう。重要な情報にはできるだけ少ないクリックでアクセスできるようにし、関連する内容同士はカテゴリーでまとめます。
次に各ページのレイアウトを決めるワイヤーフレームを作成します。ワイヤーフレームとは、ページ内の要素配置を示す設計図で、色や画像などの装飾を加える前の骨組みにあたります。ヘッダーやメニューの位置、本文エリアの配置、ボタンや画像の枠などを簡潔に描いたもので、手書きのラフスケッチや専用ツールで制作します。
ワイヤーフレームでは、ページ内の情報の優先順位やUIの使いやすさをこの段階で検証します。どの位置に何を配置すればユーザーにとって見やすく操作しやすいか、ユーザーの導線を具体的に検討しましょう。
例えば重要なメッセージやCTAボタンはページ上部に配置する、問い合わせ先情報は全ページのフッターに入れる、といったようにターゲットユーザーの行動を想定しながらレイアウトを決めます。ワイヤーフレームで設計しておけば、後のデザインカンプ作成や実装段階で大幅な手戻りを防ぐことができます。
デザインカンプの作成
サイトマップとワイヤーフレームで構成の骨子が固まったら、次にデザインカンプの作成に進みます。デザインカンプとは、ワイヤーフレームに沿って実際のデザインを当てはめた完成見本のようなものです。色使い、フォント、画像、余白の取り方など、サイトの見た目に関わる要素をすべて盛り込んだページデザイン案を画像データとして作成します。
トップページや主要な下層ページについてデザインカンプを用意し、この段階で関係者からフィードバックをもらって修正しておきます。デザインをここでしっかり固めておけば、後々のコーディング工程で大きな修正をする必要がなくなります。
デザインカンプでは、見た目の美しさだけでなくUI/UXに配慮したデザインになっているかを確認しましょう。文字は読みやすいサイズか、ボタンは押しやすい大きさか、配色はターゲット層の好みに合っているか、といった点をチェックします。また、スマホやタブレットなど様々な端末で閲覧されることを想定し、レスポンシブ対応(画面サイズに応じたレイアウト調整)も欠かせません。
ステップ3|ドメイン・サーバーの準備
サイトの構成とデザインの計画が整ったら、ホームページを公開するための環境を準備しましょう。具体的には、サイトのドメイン(インターネット上の住所となるURL)を取得し、サーバー(ホームページのデータを置いて公開するためのコンピューター)の契約・設定を行います。ドメインとサーバーはホームページ公開の土台となるものなので、それぞれ選び方のポイントを押さえておくことが大切です。
ドメイン取得のポイント
ドメインとは、ホームページのURL(例:https://〇〇〇.com)のうち固有の名前の部分です。インターネット上でサイトを識別する「住所」にあたります。ドメインを決める際は、サイト名やブランド名に近い短く覚えやすい文字列にしましょう。トップレベルドメイン(.comや.jpなど)はターゲットや事業形態に合わせて選択します。取得・更新時の費用も事前に確認し、他社の商標や有名サイトと紛らわしい名称は避けるべきです。
サーバー選定の基準
ドメインの取得が済んだら、次にホームページ公開に欠かせないサーバーを選定します。サーバーとはホームページのデータをインターネット上で公開するために保管しておくコンピュータで、一般的にはレンタルサーバーなどのホスティングサービスを利用します。レンタルサーバーを選ぶ際は、サイト規模に見合った性能(処理速度や容量)と安定性(稼働率)を持つサービスを選びます。
また、インターネット上でやり取りするデータを暗号化して安全に送受信する仕組みとなる独自SSLの無料提供や自動バックアップ、WordPress簡単インストールなどの機能、トラブル時のサポート対応も重要です。初心者には実績があり信頼できる共用レンタルサーバーがおすすめです。料金プランも含めて総合的に比較し、自分のサイトに適したサーバーを契約しましょう。
ドメインを取得し、サーバーの契約・設定ができたら、公開環境の準備は完了です。いよいよ次のステップでホームページ本体の制作(コーディング)に取り掛かります。
ステップ4|コーディング(実装)
設計と環境準備が整ったら、ホームページのデザインを実際のWebページとして構築していきます。これがコーディング(実装)のステップです。ホームページは通常HTML(ページ構造)・CSS(デザイン)・JavaScript(動き)の3つの言語で構築します。これらを組み合わせ、デザインカンプどおりに各ページを作成していきます。
しかし、初心者の方がすべてを一からコーディングするのはハードルが高いかもしれません。そのため、多くのケースではCMS(コンテンツ管理システム)を導入し、必要に応じてカスタマイズする方法が採られます。次に、CMSを使ったサイト構築について解説します。
CMS(WordPressなど)の導入とカスタマイズ
コードを一から書く代わりにCMS(Content Management System)を導入する方法もあります。CMSを使えば専門知識がなくてもページの作成・更新が簡単に行えます。中でもWordPress(ワードプレス)は最も普及しており、レンタルサーバーの簡単インストール機能でセットアップできます。
デザインは多数のテーマ(テンプレート)から選んで適用でき、プラグイン(拡張機能)を追加すれば問い合わせフォームやSEO対策など様々な機能をコード不要で実装可能です。CMSを導入するとサイト公開後の更新が格段にしやすくなるため、頻繁に情報を発信する場合は初めからCMSを採用するのがおすすめです。
以上でサイト本体の構築は完了です。次のステップでは、公開前にサイトをチェックするテスト・修正の工程に進みましょう。
ステップ5|テスト・修正

ホームページの実装がひととおり完了したら、公開前にテストを行い、不具合や改善点を洗い出して修正します。この工程では、作成したWebサイトが設計どおりに動作するか、ユーザーにとって使いにくい点はないか、セキュリティ上の問題はないか、といった観点で細かくチェックしましょう。テストを怠ると、公開後にユーザーから指摘を受けたり、不具合によって信用を失ったりする可能性があるため、時間を確保して念入りに行うことが重要です。
デバッグ・ブラウザチェック
まず、サイト全体のデバッグとブラウザチェックを実施します。完成した全ページを実際に表示し、リンク切れや表示の崩れがないかを確認しましょう。主要なブラウザ(Google Chrome、Safari、Firefox、Microsoft Edgeなど)やスマートフォンでもレイアウトや機能をチェックし、動作に不具合がないかテストします。
また、問い合わせフォームなど送信機能が正しく動作するかも試し、問題があれば修正してください。ページの表示速度もあわせて確認し、画像ファイルを圧縮する・不要なスクリプトを削除するなど必要な最適化を行います。
動作確認・セキュリティ強化
次に、ユーザー目線でサイト全体の動作確認を行います。想定される一連の操作(商品検索~カート投入~購入完了まで、問い合わせフォーム入力~送信まで等)がスムーズにできるか、一通り試してみましょう。途中で使いにくい箇所や分かりにくい箇所があれば事前に改善します。
また、セキュリティ対策も忘れずに実施します。CMSの管理画面には推測されにくい強力なパスワードを設定し、ソフトウェアやプラグインは最新バージョンにアップデートしておきます。サイト全体をSSL化(HTTPS対応)して通信を暗号化し、ユーザーに安心感を与えましょう。テスト用の不要なアカウントやプラグインが残っていれば公開前に削除し、万が一に備えてサイトデータのバックアップも取得しておきます。
ここまで確認・修正ができたら、ホームページを公開する準備は万全です。最後のステップでいよいよサイトを公開し、運用に移ります。
ステップ6|公開・運用

いよいよホームページをインターネット上に公開する段階です。公開前に最終チェックを行って万全の状態でリリースし、その後は継続的な運用・更新によってホームページの効果を最大化しましょう。
ホームページ公開時の最終チェックリスト
ホームページ公開直前に、以下の最終チェックリストを確認してください。
・ドメイン・SSL設定
独自ドメインが正しくサーバーに紐付いているか確認し、サイト全体がHTTPSで表示されることをチェックする。
・ページ表示の最終確認
本番環境で全ページを開き、誤字脱字やリンク切れ、ダミーの仮画像・テキストが残っていないか確認する。
・SEOの基本設定
ページごとのタイトルやメタディスクリプションが適切か、サイトマップXMLの用意とGoogle Search Consoleへの登録など基本的なSEO設定を完了させる。
・フォーム送信テスト
お問い合わせフォームなどが本番環境で正常に動作し、ユーザーにも担当者にもメールが届くことを確認する。
・必要な法令表記の確認
プライバシーポリシーや特定商取引法に基づく表記など、必要な情報がページに掲載されているかチェックする。
最終チェックが済めば準備完了です。設定したドメインのURLにアクセスし、サイトが問題なく表示できることを確認してホームページを公開しましょう。
運用・更新のポイント
ホームページは公開して終わりではなく、その後の運用・更新こそが重要です。作りっぱなしで情報が古いままだったり、放置されて機能しなくなったりすると、せっかくのホームページも効果を発揮できません。公開後も定期的に内容を見直し、改善を重ねていきましょう。
定期的なコンテンツ更新
サイトの情報を新鮮に保つよう心がけます。ニュースやブログ記事を継続的に追加し、ユーザーに常に新しい情報を提供しましょう。情報が古いままだとユーザーからの評価が下がってしまうリスクがあります。
アクセス解析と改善
アクセス解析でユーザーの行動を把握し、ページの閲覧状況や離脱率などのデータをサイト改善に活かします。よく読まれているページにはお問い合わせへの導線を追加する、直帰率の高いページの内容を見直す、といった施策で効果向上を図りましょう。
セキュリティと保守
公開後もCMSやプラグインのアップデートを怠らず、常に最新の状態に保ちます。定期的にバックアップを取得し、不審な動作やエラーがないかサーバーの状況をチェックしましょう。万が一トラブルが起きても迅速に復旧できるよう、管理体制を整えておくことも大切です。
以上のように、ホームページは公開後の運用次第でその価値が大きく変わります。手間はかかりますが、ユーザーに有益な情報を発信し続け、技術面でも健全に保つことで、長期的に見てビジネスや目的達成に貢献するWebサイトへと成長させていきましょう。
ホームページは「制作して終わり」ではない
ここまで、ホームページ制作の一連の流れを6つのステップで説明してきました。目的設定から始まり、構成設計、デザイン制作、実装、テスト、公開・運用というプロセスを順に踏むことで、抜け漏れなくスムーズにサイトを作り上げることができます。
初めて取り組む際は覚えることも多く、不安に感じるかもしれませんが、本記事で紹介した手順に沿って進めれば大丈夫です。事前に全体の流れを理解して計画を立てておけば、「次に何をすればいいか」が明確になるため安心して作業を進められるでしょう。
ホームページは制作して終わりではなく、その後の運用や改善によって価値が高まっていくものです。今回ご紹介したプロセスやポイントを参考に、ぜひ自社や自身のホームページ制作に役立ててみてください。初心者の方でも流れを押さえて一歩ずつ取り組めば、納得のいくホームページを作り上げることができるはずです。
この記事の監修者
AIC編集部
AIコミュニケーション編集部です。
WEBサイト制作に関する疑問をすっきり解決するための知識や情報を発信しています。
お困りごとを抱える人の拠り所となれるような記事制作を日々模索中!
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自社を知らない人は、サイトの印象からそのまま企業イメージを連想します。そのため、コーポレート・アイデンティティに沿ったデザインに整えるほど、顧客や取引先の記憶に残りやすくなります。特に中小企業では、作り込まれたデザインが信頼感とブランド力を高めます。 求職者への訴求力が高まる 採用活動に力を入れたい企業ほど、コーポレートサイトのデザインにこだわる価値があります。求職者は応募前にサイトを確認することが多く、事業内容や働く環境から「ここで働きたいか」を判断します。 求人サイトだけでなく自社サイトに仕事内容や求める人材、給与体系まで掲載すれば、応募のハードルが下がります。デザインが整っていれば企業の魅力も伝わりやすく、同業他社との比較でも選ばれやすくなります。求職者目線で見やすいサイトが、応募数の差を生みます。 コーポレートサイトで注目されるデザインの最新トレンドと手法 コーポレートサイトのデザインには、時代ごとに注目されるトレンドや手法があります。ここでは、操作性や表現力を高め、企業の魅力を伝えるために取り入れたい最新のデザイントレンドを7つ紹介します。 (動く部分は自分でHTMLを触りちまちまとコーディングしました。初めてであたふたしましたが意外と面白いですね…。) モバイルフレンドリー モバイルフレンドリーとは、スマートフォンで快適に閲覧できるよう最適化されたデザインです。スマホ経由のアクセスが大半を占める今、取り入れる魅力は大きいと言えます。文字やボタンが見やすく、横スクロールなしで読め、表示も速いため、訪問者がストレスなく情報を得られます。結果として離脱が減り、問い合わせや採用応募までスムーズに進みやすくなります。Googleの評価基準にもなっているため、検索順位の面でも有利です。 グローバルナビゲーション グローバルナビゲーションとは、全ページ共通で設置する主要ページへの案内リンクです。会社概要や事業内容、採用情報などへの入り口を常に画面上部に固定でき、訪問者はどのページからでも迷わず目的の情報にたどり着けます。スマホで使いやすいハンバーガーメニューを取り入れれば、限られた画面でもすっきり見せられるのが魅力です。サイト全体の回遊性が高まり、離脱を防いで問い合わせや採用応募にもつなげやすくなります。内部リンクとして検索評価にも役立ちます。 (ハンバーガーメニューは、見た目通りハンバーガーに似ているのが名前の由来です。覚えやすい。) 動画・アニメーションを活用した表現 動画やアニメーションは、サイトに動きを加えて訪問者の目を引く表現手法です。 (PCでカーソルを乗せると動きます…) 動画やアニメーションは、サイトに動きを加えて訪問者の目を引く表現手法です。取り入れる魅力は、静止画やテキストだけでは伝えきれない情報を、短時間で印象的に届けられる点にあります。スクロールに合わせてふんわり表示するフェードインや、立体的に反応するボタンは、操作の楽しさや先進的な印象を生みます。ローディング中の動きは待ち時間のストレスを和らげ、離脱を防ぎます。企業の世界観やサービスの魅力を直感的に伝えられ、他社との差別化にもつながります。 マウスオーバーエフェクトによる操作性向上 マウスオーバーエフェクトとは、ボタンや画像にカーソルを重ねたとき、色や形が変化する視覚効果のことです。 「ここはクリックできる」と直感的に伝わるため、操作性が高まります。 カーソルを合わせると色が変わったり、ツールチップで補足情報が表示されたりすれば、訪問者は迷わず次の行動に移れます。さりげない動きを加えるだけで、サイト全体に丁寧で洗練された印象も生まれます。こうした反応の積み重ねが、快適な使い心地を生みます。 パララックスデザインによる視覚演出 パララックスデザインとは、スクロールに合わせて複数の層を異なる速度で動かし、立体感や奥行きを生む視覚演出です。画面に動きとストーリー性が加わるため、訪問者は思わず読み進めたくなります。要素が順番に現れることで、伝えたい情報を狙った順序で印象づけられる点も強みです。先進的でおしゃれな世界観を表現でき、企業の革新的なイメージづくりにも役立ちます。商品紹介やサービス案内など、流れに沿って理解してほしいコンテンツと相性の良い手法です。 サステナブルな取り組みを伝えるデザイン AIコミュニケーションの事例|株式会社トマル SDGsや環境への関心が高まる今、サステナブルな取り組みをデザインで伝える企業が増えています。アースカラーの配色や自然をモチーフにしたビジュアル、活動を紹介する専用ページを設けることで、企業の姿勢が直感的に伝わります。こうした表現は、社会課題に向き合う誠実な企業という印象を与え、共感を呼びます。取引先や求職者からの信頼にもつながり、企業価値の向上に役立ちます。理念を見せるデザインが、選ばれる理由をつくります。 タイポグラフィを活用したデザイン タイポグラフィとは、フォントや文字サイズ、行間、配色を整え、文字を読みやすく美しく配置する手法です。近年は文字そのものをデザインの主役に据えるトレンドが広がっています。画面いっぱいに配置する巨大な文字や、セリフとサンセリフを組み合わせた表現は、強いインパクトと独自の世界観を生みます。読みやすさを保ちながら個性を打ち出せるため、企業の印象やブランドイメージを的確に伝えられます。写真や装飾に頼らず、言葉の力で魅せられる手法です。 コーポレートサイトのトレンドデザイン事例 ここまで紹介したトレンドや手法は、実際のコーポレートサイトでどう生かされているのでしょうか。ここでは、デザイン性の高い3社のサイトを取り上げ、参考になるポイントを紹介します。 株式会社ヴィレッジヴァンガードコーポレーション ヴィレッジヴァンガードコーポレーションのサイトは、遊び心のあるビジュアルと大きめのタイポグラフィでブランドらしさを表現しています。イベントカレンダーや店舗検索、オンラインストアへつながるグローバルナビゲーションも分かりやすく、情報量の多い企業サイトでも迷わせない導線設計が参考になります。 (出典:株式会社ヴィレッジヴァンガードコーポレーション/https://www.village-v.co.jp/) ユキグニファクトリー株式会社 ユキグニファクトリー株式会社のサイトは、トップに流れるヒーロー動画が印象的です。きのこの鮮やかな写真とともに、企業の世界観を一目で伝えます。固定ヘッダーのグローバルナビゲーションには「商品情報・きのこ大百科・サステナビリティ・企業情報」などを整理し、メガメニューで目的の情報へ導きます。タイポグラフィが、自然で先進的な印象を高めます。 (出典:ユキグニファクトリー株式会社/https://www.yukiguni-factory.co.jp/) 株式会社トマル 株式会社トマルのサイトは、畜産業界の堅いイメージを一新する、清潔感と洗練されたビジュアルが特徴的なサイトです。ファーストビューのダイナミックな映像や美しい写真を通じ、卵や鶏の安全・高品質な取り組みを視覚的に訴求します。固定ヘッダーには「製品情報」や「安心・安全への取り組み」への動線をすっきりと配置し、ユーザーを迷わせない設計になっています。丁寧なメッセージと洗練されたトーン&マナーが、企業への信頼感と親しみやすさを一段と高めています。 (出典:株式会社トマル/https://www.tomaru.com/) トレンドを取り入れたコーポレートサイト制作の進め方 トレンドを取り入れたコーポレートサイトは、思いつきで作るものではありません。企画から運用まで流れを押さえ、各段階で方向性を固めることが成果につながります。制作は次の手順で進めます。 1企画目的とターゲットを決め、自社や競合を調査して掲載内容を整理する。2設計ワイヤーフレームとサイトマップを作成し、UI/UXに配慮した導線を設計する。3デザイン制作トーン&マナーを決め、トレンドを取り入れた配色やタイポグラフィ、動きを反映する。4実装デザインをもとにコーディングし、各端末で崩れないよう調整する。5テスト・公開表示や機能を確認し、問題がなければ公開してSNSなどで告知する。6運用・更新アクセスやCVを分析し、情報更新と改善を繰り返す。 特にデザイン制作の段階で、紹介したトレンドを目的やブランドに合わせて選ぶことが大切です。公開後も更新を続けることで、信頼性とデザインの鮮度を保てます。 コーポレートサイト制作の費用相場 コーポレートサイトの制作費用は、30万~500万円が目安です。ただし、規模や目的、求める品質、依頼先によって大きく変わります。名刺代わりのシンプルなサイトなら10万円程度でも制作でき、ブランディングや高度な機能を備えた大規模サイトでは1,000万円を超える場合もあります。規模別の目安は次の通りです。 規模ページ数費用相場主な内容小規模5~10ページ30万~80万円会社概要やお問い合わせなど基本情報の発信が中心中規模10~30ページ80万~300万円CMS導入やSEO対策で集客・採用につなげる大規模30ページ以上300万~800万円以上多言語対応や独自システム、高度なアニメーションにも対応 なお、ECサイトや多言語対応など、特殊な機能を加えるほど費用は上がります。依頼先でも費用は変わり、制作会社は高め、フリーランスは比較的抑えられます。安さだけで選ばず、目的と予算に見合った投資を行うことが大切です。 まとめ コーポレートサイトのデザインは、企業の第一印象や信頼感、採用力を左右する要素です。トレンドとしては、モバイルフレンドリーやグローバルナビゲーション、動画・アニメーション、マウスオーバー、パララックス、サステナブルな表現、タイポグラフィなどがあります。いずれも操作性や表現力を高め、企業の魅力を伝える手段です。 実際の事例でも、これらをブランドに合わせて取り入れています。制作は企画から運用まで段階を踏んで進め、費用は規模や機能によって大きく変わります。目的と予算に合ったデザインで、選ばれるサイトを目指しましょう。 最後にここまで読んでくれた方に弊社の2019年のサイトビジュアルを公開…。デザインや機能はここから何度も変わっていますが、根幹となる理念は変わっていないですね。Webサイトは建造物などと違い比較的リニューアルしやすく、好きに更新していけるのが楽しいなぁと思います。 みなさんもぜひ、せっかくですのでWebサイト制作・運用は楽しみながらやってみてくださいね! ▼コーポレートサイトの制作をご検討中の方へAIコミュニケーションは、1,500社以上のホームページ制作実績をもとに、目的の整理からデザイン・公開後の運用までを一貫してご支援しています。事例を見る- 未分類
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ホームページの会社概要ページはどう書く?その重要性と必須項目・おしゃれに見せるテクニックまで徹底解説!
ホームページを訪れたユーザー(顧客、取引先、そして求職者)が、その企業の「信頼性」を判断する際に最も高確率でチェックするのが「会社概要」ページと言われています。しかし、ただ事実を箇条書きしただけの「お堅いページ」あるいは役所の手続き書類のような味気ない仕上がりになってしまっては、せっかくの企業の魅力や体温が1ミリも伝わりません。もちろん「信頼性」を見せるページとなるためには、情報の量と正確さがあってこそ成立するものですが、同時に企業の「個性や美学」を表現することだって十分に可能なのです。 本記事では、会社概要ページが持つ隠れた重要性から絶対に外せない基本項目、他社に差をつけるコンテンツ、そしてお洒落で見やすいデザインの極意まで分かりやすく解説していきます!「ただ事実を情報として記載しておくだけのページでしょ?」もしこんな風に考えているとしたら、その考えが覆るかもしれません。ぜひ最後まで読んでいただけたら嬉しいです! なぜ重要?ホームページにおける会社概要の「必要性」と3つの効果 多くの企業が当たり前のようにホームページに掲載している会社概要ですが、「なぜ必要なのか」を本質的に理解している方は意外と少ないものです。その本質的な役割は「社会的信用の担保」と「ファン(共感者)の獲得」にあります。 BtoB取引や高額商品の購入における「安心感」 見ず知らずの企業と新しく取引を始めようとするとき、あるいは高額な商品やサービスを購入しようとするとき、人は誰しも「本当にこの会社は信用できるのだろうか? 途中で連絡が取れなくなったりしないだろうか?」と強い不安を抱くものです。そのとき、しっかりと作りこまれた会社概要は「私たちは社会的なルールに則って、誠実にビジネスを営んでいる実体のある会社です」という、何よりの証明(身分証)になります。このページがしっかり作り込まれているだけで、取引の成約率や購入へのハードルは劇的に下がるのです。 求職者が「企業の安定性」を測る指標 就職や転職を考えている求職者にとって、会社概要は「自分の人生を預けても大丈夫か」を冷徹に見極めるための重要スポットです。 設立からの年数で企業の歴史(安定性)を測り、従業員数や資本金で会社の規模感(体力)を把握し、事業内容の書き方から「この会社は自分たちのような外の人間に対しても、分かりやすい言葉で説明してくれる誠実さがあるか」を読み取ろうとしています。情報が古かったり、スカスカだったりする会社概要は、それだけで求職者を不安にさせ、逃げ出させる原因になってしまいます。 SEO(検索エンジン最適化)への好影響 会社概要は、人間の目だけでなく、Googleをはじめとする「検索エンジンの目」からも極めて厳しくチェックされています。 近年のSEOにおいては、サイトの「信頼性」や「権威性」を評価するE-E-A-Tという指標が非常に重視されています。どこの誰が書いたか分からない情報よりも、責任の所在(会社名、所在地、代表者名など)が会社概要ページによって明確にリンクされているサイトのほうが、検索エンジンから「信頼できる健全なサイト」と評価されやすくなり、結果としてサイト全体の順位向上を後押ししてくれるのです。 会社概要の「必要項目」と正しい書き方 会社概要ページが「企業の身分証明書」である以上、情報の正確さと網羅性は絶対条件ですね。まずは、どんな企業であっても必ず掲載すべき「9つの必須項目」を、正しい書き方のポイントとともに一覧表でご紹介します。 【会社概要の基本項目一覧】 会社名(商号)前株・後株を正確に(例:株式会社〇〇)。英語表記(〇〇 Co., Ltd. など)も併記するとグローバルな印象を与えられます。代表者名役職名と氏名を記載(例:代表取締役社長 山田 太郎)。読み仮名やローマ字表記があると親切です。所在地郵便番号、都道府県から、ビル名・階数まで省略せずに記載。複数拠点(支店・営業所)がある場合は、すべて網羅します。設立年月日法人登記が完了した日を記載。「創業(事業を始めた日)」と「設立(法人化した日)」が異なる場合は、両方書くと歴史をアピールできます。資本金企業の規模・体力を示すため、正確な金額を記載。増資した場合は速やかに更新します。従業員数「〇〇名(2026年4月現在、パート・アルバイト含む)」のように、いつの時点の情報か、雇用形態の範囲はどうかも明記すると正確性が増します。事業内容業界用語を多用せず、中学生でも理解できるくらい簡潔に表現するのがコツ。「Webマーケティング事業(サイト制作、SNS運用代行)」のように具体例を添えます。主要取引銀行融資や取引がある銀行名・支店名を記載。大手銀行や地方銀行の名があるだけで、社会的な信用補完になります。適格請求書発行事業者登録番号インボイス制度への対応として、登録番号(T+13桁の数字)を載せる企業が急増しています。取引先が確認する手間を省けます。 他社と差をつける!企業の魅力を2倍にする「掲載コンテンツ」 企業理念(ミッション・ビジョン・バリュー) 「私たちは何のために存在するのか(ミッション)」「どんな未来を目指すのか(ビジョン)」「そのためにどんな行動をとるのか(バリュー)」 これらを会社概要のすぐ近くに言語化して掲げます。胸に響く理念が明確に示されているだけで、競合他社との激しい価格競争から抜け出し、「あなたたちの思想に共感したから、ここで買いたい(ここで働きたい)」という根強いファンを引き寄せることができるのです。 代表メッセージ(トップ挨拶) 経営者の言葉は、企業の体温を最もダイレクトに伝えることができる究極のコンテンツです。創業にかけた熱い想いや、これからの未来をどう変えていきたいのかを、ぜひ代表自身の言葉で語ってください。このとき、必ずセットで掲載したいのが「清潔感のある代表者の顔写真(ポートレート)」です。 弊社の会社概要にも、代表取締役の津山の挨拶文を入れております。「会社概要」(コーポレートサイトへ移動します。) 沿革(ヒストリー) 創業からこれまでの主要な出来事(新商品のリリース、オフィスの移転、大きな受賞歴など)を、年表形式で紡いでいくコンテンツです。どれほど小さく見えても、長く続いてきた企業には必ず「山あり谷ありの物語」があります。創業からこれまでの主要な出来事(新商品リリース、オフィス移転、受賞歴など)を年表形式で掲載します。幾多の試練を乗り越えてきた歴史をオープンに見せることで、新興のライバル企業には一朝一夕で真似できない、企業の「深み」と「底力」をアピールできます。 アクセスマップ(Googleマップの埋め込み) 所在地を示す際、住所のテキストだけをポツンと載せておくのは少々不親切というものです。ぜひ、ページ内に最新のGoogleマップを埋め込みましょう。来社する予定の顧客や求職者が、スマホで会社概要ページを開いたとき、そのまま1タップで使い慣れたナビアプリへと移行できるホスピタリティは必須です。「〇〇駅 3番出口から徒歩5分」といったテキストを添えるのもベスト。 ユーザーを離脱させない「見やすい表示」のデザイン手法 会社概要ページを「最後まで快適に読ませる」ための、絶対に外せない3つのデザイン手法を押さえておきましょう。 テーブル(表)レイアウトの徹底 基本項目は「左側に項目名、右側に内容」という2カラムの表形式にします。なんとなくテキストを並べるのではなく、縦のラインが揃うだけで一気にプロっぽい印象になります。 レスポンシブ対応(スマホ最適化) 現代において、Webサイトへのアクセスの大半はスマートフォンが占めています。スマホの縦長の画面で見るときは、表が自動的に縦一列に並び替わるなど、親指一本で滑らかにスクロールできる設計(レスポンシブ対応)を必ず施してください。 適切な「余白」と「ジャンプ率」 項目と項目の間には広めの余白をとり、視線が迷わないようにします。また、「会社概要」や「代表挨拶」といった大見出しの文字を思い切り大きく、太くし(これをジャンプ率を上げると言います)、本文との強弱をはっきりつけることで、パッと見で情報の骨組みが脳内に飛び込んでくるような見やすい画面が完成します。 同業他社に負けない最新トレンドと「競合分析」の3ステップ 会社概要ページを作る、あるいはリニューアルするにあたって、「どこまで情報を出すべきか」「どんなデザインにすべきか」と迷われたときは、最新のトレンドを押さえつつ、同業他社(ライバル)を徹底的に観察することが一番の近道です。敵を知り、己を知れば、百戦して危うからず! 最新の会社概要のトレンド事情 現代のサイトでは、会社概要というデータページのすぐ地続きに、「私たちは何のために存在するのか」というパーパス(存在意義)や、サステナビリティ(SDGs)への取り組みが、自然に溶け込むように配置されています。「データ」と「企業の思想」を分断せず、一つのストーリーとして読ませるのが、現在の大きな潮流です。 同業他社を参考にする場合の3ステップ ①競合サイトの「開示度」を調べる まずは、同業他社が「どこまで情報をオープンにしているか」をチェックします。主要な競合3〜5社の会社概要を眺め、インボイス番号は載せているか、主要取引先まで公開しているか、などを確認しましょう。これにより、あなたの業界における「これだけは載せておかないと信頼に関わる」という最低ライン(共通認識)を把握できます。 ②デザインギャラリーサイトを見る 次はデザインの方向性を決めます。「SANKOU!」や「MUUUUU.ORG」といった、優れたWebサイトが集まるデザインギャラリーサイトを活用しましょう。「会社概要」や「企業サイト」と検索し、自社の業界のトーン&マナー(誠実、先進的、アットホームなど)にピタリと合うお洒落な事例をいくつかピックアップし、デザイナーとの共通言語にします。 ③自社の強みをどこに配置するか決める 最後に、他社との「差別化」の戦略を立てます。「競合他社は歴史の長さをアピールしているから、我が社はあえて若さと代表メッセージの熱量で勝負しよう」「他社がお堅い表現ばかりだから、我が社は親しみやすいイラストやスタッフ紹介を会社概要の近くに置いて、敷居を下げよう」といったように、他社がやっていない隙間を狙って自社の強みを配置していくのです。 【テイスト別】個性を活かした会社概要ページの参考事例3選 事例1:株式会社トマル https://www.tomaru.com 事例2:フレッシュハウス株式会社 https://freshhouse.co.jp/ 事例3:ムラエ商事株式会社 https://muraei.jp まとめ:会社概要は信頼を「育てる」ページ 会社概要は、一度作ったら終わりではありません。 従業員数が増えた 新しい支店ができた インボイスの登録番号を取得した これらの中小企業の変化をリアルタイムに反映し、「常に最新で正しい情報が載っていること」こそが、ネット社会における最大の誠実さであり、信頼の土台となります。まずは紹介した必須項目を整理し、自社の魅力が伝わる会社概要ページを作ってみましょう! ▼コーポレートサイトの制作をご検討中の方へAIコミュニケーションは、1,500社以上のホームページ制作実績をもとに、目的の整理からデザイン・公開後の運用までを一貫してご支援しています。事例を見る- 未分類
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コーポレートサイトの目的と役割とは?構成要素や構築の手順、事例までプロが解説
「コーポレートサイトの制作やリニューアルを任されたけれど、そもそも制作する目的って何なんだろう…」 「サービスサイトや採用サイトとはどうやって役割を分ければいいの?」今や企業の「顔」とも言えるコーポレートサイトですが、いざ構築するとなるとその目的や意図が曖昧になってしまい、結局「会社の基本情報を並べただけのパンフレット」のようなサイトができあがってしまうケースが多く見られます。訪れたサイトの情報量やデザイン性で会社の第一印象を判断される現代社会において、単なる会社紹介だけのサイトではせっかく訪れたユーザーが踵を返してしまうことも…。これではビジネス的な成果が期待しにくくなり、大失敗の沼に沈んでいってしまいます!でも大丈夫、安心してください。自社のコーポレートサイトに求める役割と目的を整理・認識し、サイト上に落とし込んでいくことで、沼からの脱出が可能になります。本記事ではコーポレートサイトを構築する目的と基本の構成、構築のための5つのステップをしっかり解説していきます。最後まで読めばきっとあなたの会社のコーポレートサイトも改善の道が開けるはず!ぜひ読んでいただけたら嬉しいです。 そもそも何のため?コーポレートサイトの定義と目的 1. コーポレートサイトの「定義」 コーポレートサイトとは企業に関心を持つあらゆるユーザーに向けて、企業の全体像や基本情報を正確に伝える、言わば「Web上の顔」です。 一昔前であれば「インターネット上にある会社案内パンフレット」という位置づけでしたが、デジタル社会の今、その役割は大きく進化しています。ただ情報を並べるだけでなく、「その企業が何のために存在し、社会にどう貢献しているのか」という、企業のアイデンティティと信頼性を担保する最重要インフラという位置付けにレベルアップしているのです。 2. 主な目的は「企業情報の網羅」と「ブランディング」 次に考えていきたいのが「なぜ、わざわざコストや時間をかけてサイトを作るのか?」という目的についてです。結論から言うと、その大きな理由は「情報の網羅」と「ブランディング」の2つに集約されます。①企業情報をまんべんなく伝えるCMや社名検索などで訪れる多種多様なステークホルダーのニーズに対応し、ビジネスチャンスや採用面での人材の取りこぼしを防ぐ。 ②企業のイメージづくり(ブランディング) 理念やビジョンを正しく発信し、ステークホルダーとの信頼関係を構築する。 多くの人が自社についての情報を目にする、最初の場所が「コーポレートサイト」になります。サイトが見づらい、情報がわかりにくい、そもそもコーポレートサイトが存在しないとなるとステークホルダーが離れていく根本原因になりかねません。私たちが思っている以上に、コーポレートサイトが担っている役割は重大ですよね。大変恐ろしい話しですが、コーポレートサイトの構築・運営を疎かにしていると貴重なビジネスチャンスを知らない間に逃してしまっているなんてこともあるかもしれません…。 誰が何を見に来る?ステークホルダーと得られる5つの効果 前章で「ステークホルダー」というワードが頻出しましたが、「そもそもステークホルダーって具体的に誰のこと?ユーザーとの違いは?」と思われる方もいらっしゃいますよね。 直訳すると「利害関係者」という意味ですが、ビジネスにおいては「会社に関わるすべての人たち」を指します。具体的には、お客様、取引先、社員、求職者、株主、そして地域社会まで、本当に幅広い方々が含まれているんです。ユーザーはサイトを実際に使う人や消費する人のことを指すので、「顧客」や「見込み顧客」あるいは「サイトの閲覧者」といったより限定的な単語になります。 コーポレートサイトは、そんな多様な人々が訪れる場所。だからこそ、それぞれのターゲットに対して異なる効果を発揮する必要がありますね。その効果とは一体何なのか、「5つのすごい効果」をまとめてご紹介していきます。 効果1:会社の社会的信頼性が高まる(対 取引先・顧客)「実在する信頼できる会社か」を確認され、企業の透明性を担保する。 効果2:新規のお問い合わせ・商談に繋がる(対 見込み顧客)ビジネスチャンスを生み出す重要なマーケティングツールとなる。 効果3:優秀な求職者が増える(対 求職者)就職・転職時の企業研究のソースとなり、志望度を高める。 効果4:企業ブランディングに役立つ(対 一般消費者・メディア)企業のブランドメッセージを一貫して伝えることで、認知度や価値を高める。 効果5:インナーブランディングにつながる(対 自社従業員)社員が自社の理念や強みを再認識し、帰属意識やモチベーションが向上する。 ざっとまとめただけでも、これだけ多くのターゲットに対してプラスの効果が生まれることがわかります。 「これからもっとサービスを拡大していきたい!」「会社としての認知度をグッと上げたい!」と少しでもお考えであれば、コーポレートサイトの新規制作やリニューアルは、まさに最優先で網羅しておきたい戦略だと言えますね。 これだけは外せない!コーポレートサイトの「必須構成要素」 「コーポレートサイトの必要性や役割も理解したし、さっそく作ろう!」と意気込んでる方もいらっしゃるかもしれません、でも少し待ってください!次に出てくる課題は、「実際にどんなコンテンツを載せればいいのか」というところ。何が必要な情報なのかがわからない状態では、なかなか足を進めることはできませんよね。これだけは押さえておきたい基本的な要素をまとめました。まずはここから準備していきましょう! 会社情報・会社概要理念(ミッション・ビジョン)、代表メッセージ、所在地、資本金など。信頼性のベースとなる会社の基本情報 サービス・商品情報自社が取り扱う製品やサービスの概要お知らせ・ニュースプレスリリース、メディア掲載、キャンペーンのご案内など。サイトが「活発に動いていること」を証明する記事内容がおすすめ採用情報求める人物像や募集要項。採用サイトへの導線を設置するのも〇IR情報株主・投資家に向けた決算資料や財務データ(上場企業は必須)お問合せフォームユーザーが目的別にスムーズに連絡できる窓口 個人情報保護方針企業の誠実さ、コンプライアンス遵守を示す必須ページ 信頼感を左右する「答え合わせ」 例えば、みなさんが普段何気なく愛用している商品のWebサイトを思い浮かべて、ちょっと覗いてみてください。きっと、前述に挙げたような情報が綺麗に整理されて載っているはずです。 こうした「あって当たり前」の情報がしっかりと提示されている会社と、そうでない会社。 もしサイトが存在しなかったり、情報が古かったりしたら、その商品やサービスに対するイメージや好感度までガラリと変わってしまうと思いませんか? コーポレートサイトの各要素は、まさに信頼を一つずつ積み上げていくためのピースなのです。 これで失敗しない!コーポレートサイト「構築・運用のコツ」5ステップ コーポレートサイトの基本構成が見えてきたら、いよいよ具体的な形に落とし込んでいきましょう。サイト制作を成功に導き、作った後も「しっかり活きるサイト」にするための5つのステップをご紹介します! 成功へ導く5つのステップ STEP 1:自社における最大の「目的・ターゲット」を設定する コーポレートサイトはあらゆる情報を網羅する場所ですが、すべてを均等にアピールすると特色のないサイトになってしまいます。「今回は特に『BtoB取引のための信頼性向上』を狙う」「まずは『採用エントリー数』を増やす」など、今回のプロジェクトでの最優先軸を最初に一つ、明確に決めておきましょう。 STEP 2:掲載する情報を整理し、全体構成(サイトマップ)を作る 前の章でご紹介した「必須要素」などを参考に、自社に必要なコンテンツをすべて洗い出します。大切なのは、「ターゲットが迷わずに、たった数クリックで欲しい情報へたどり着けるか?」という導線の設計です。本の目次を作るようなイメージで、綺麗に整理していきましょう。 STEP 3:ユーザーの視点に立ったデザイン(UI/UX)を考える 企業のイメージを正しく伝えるための色使いや雰囲気を設定します。そして、今の時代に絶対に外せないのがスマートフォン対応(レスポンシブ設計)です。BtoBビジネスであっても、移動中や自宅でスマホからサイトをチェックされるケースは非常に増えています。どの端末から見ても「見やすく、使いやすい」デザインを徹底しましょう。 STEP 4:SEO対策を意識して制作する どんなに素敵なサイトを作っても、誰にも見つけてもらえなければ意味がありません。検索エンジンで「自社の社名」はもちろん、「関連するキーワード」で検索したときにきちんと上位に表示されるよう、サイトの内部構造を正しく整えます。これが、未来のビジネスチャンス(アクセス数)を最大化させる土台になります。 STEP 5:公開後の情報更新・運用体制を構築する 実は、一番大切なのがこのステップです。「お知らせの最終更新が3年前で止まっている……」というサイト、見かけたことはありませんか?これでは逆にユーザーに不安を与え、信頼を失ってしまいます。 そうならないために、WordPressなどのCMS(簡単に更新できるシステム)を導入したり、「誰が・いつ・何を更新するのか」という社内の運用ルールを、作る段階からあらかじめ決めておきましょう。 目的を明確化した最新コーポレートサイトの参考事例 事例1:株式会社トマル(https://www.tomaru.com/) 株式会トマルのコーポレートサイトは、単なる会社概要の枠を超え、取引先には「ビジネスパートナーとしての信頼」を、消費者には「食の安全と感動」を、求職者には「働く誇り」を、それぞれの言葉とビジュアルで届けられています。 事業内容ページに「トマルの強み」というコンテンツが用意されており、トマルならではのたまごの生産体制の紹介や品質管理の方法をオープンにしていますよね。スーパーでただ「たまご」を見比べただけでは知りえない情報を、コーポレートサイトに記載しておくことで、「トマルの製品だから買いたい!」というファン化を生むブランディング効果を発揮しています。コモディティ化になりがちな食品業界においては重要なポイントになりますね! 自社のWebサイトのリニューアルやブランディングを検討する上で、非常に学びの多い先進事例だと思います。 事例2:双日株式会社(https://sojitz-robotics.com/) 株式会社双日の事例は、BtoB企業がデジタル上でステークホルダーの「信頼」を獲得することを目的とした良い参考になっています。こちらのサイトを通して株式会社双日が伝えたいことは、高機能なロボットという「ハードウェア」を売るだけでなく、そのロボットがあることで「現場の働き方がどう変わるのか」「スタッフがどれだけ楽になれるのか」という製品導入後の「未来の物語」についてです。 ステークホルダーが一番知りたいことは「その製品を導入することで、自社の未来がどう良くなるのか」ということですよね。製品そのものの情報をより詳細に紹介することはもちろんですが、具体的な利用シーンや導入事例ページを設けることで導入後のポジティブなイメージが湧くようなサイトに仕上がっています。 まとめ|サイトは「作って終わり」ではない コーポレートサイトは、家を建てるのと同じで「完成してからが本当のスタート」です。 本記事で紹介した5つのステップを意識してしっかりと土台を組み、公開後も新鮮な情報を発信し続けることで、サイトは会社の頼もしい「相棒」へと育っていきます。 ぜひ、自社の魅力を120% 伝えられる素敵なコーポレートサイトを目指して、一歩を踏み出してみてくださいね! ▼コーポレートサイトの制作をご検討中の方へAIコミュニケーションは、1,500社以上のホームページ制作実績をもとに、目的の整理からデザイン・公開後の運用までを一貫してご支援しています。事例を見る- 未分類