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  • PRONI AWARD 2025上期受賞
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  • ブランドサイトとは|企画から構築まで。

    自社の商品やサービスの魅力を伝え、競合との差別化を図るために「ブランドサイト」の立ち上げを検討する企業が増えています。しかし、「他サイトと何が違うのか」「具体的なイメージが湧かない」と悩む担当者の方も多いのが現状です。 Webサイト制作において最も失敗しやすいのが「企画フェーズ(土台作り)」の形骸化です。本記事では、ブランドサイトの基本定義や構成、費用はもちろん、制作の成否を分ける「企画段階で大切なこと・やるべきこと」を徹底的に深掘りし、1つの実践的なガイドにまとめました。 ブランドサイトの「定義」と「目的」 ブランドサイトとは、商品・サービス、あるいは企業全体の「ブランド価値」「世界観」「想い」をユーザーに伝え、感情的な繋がりを構築することを主目的としたWebサイトです。 制作事例|株式会社富士インダストリーズ 単なる機能やスペックの羅列にとどまらず、ビジュアルやストーリーを通じて「そのブランドがなぜ存在するのか」「どのような体験を提供するのか」を多角的に表現し、競合他社との差別化を図る役割を持ちます。 ブランドの認知度向上特定のニーズを持つ潜在顧客に対し、検索エンジンやSNS、各種広告を通じてブランドとの接点を作り、認知を広げます。ブランドイメージの強化ターゲット層に響く独自のデザインやメッセージを発信することで、「〇〇といえばこのブランド」という唯一無二のポジションを確立します。顧客ロイヤリティの向上製品の背景にある開発秘話やこだわりを伝えることで、既存顧客の愛着や信頼を高め、長期的に選ばれ続けるロイヤルカスタマーへと育成します。購買意欲の喚起感情に訴えかけることで、ユーザーに「この世界観の一部になりたい」という強い購買動機を生み出し、ECサイトや実店舗への強力な送客フックとなります。 コーポレートサイト・サービスサイト・ECサイトとの「違い」 Webサイトにはそれぞれ異なる役割があります。目的を混同したまま制作を進めると、ターゲットに響かないサイトになってしまうため、以下の違いを正しく理解しておくことが重要です。 サイト種別主なターゲット目的・役割掲載する主なコンテンツブランドサイト見込み顧客・ファン(既存顧客)世界観や想いを伝え、ファンを増やして感情的な結びつきを築く。ブランドメッセージ、コンセプトムービー、開発秘話・ストーリーコーポレートサイト取引先、株主、求職者、企業全体への顧客企業の顔として公式情報を正確に網羅し、社会的信頼を獲得する。会社概要、代表挨拶、IR情報、採用情報、プレスリリースサービスサイト導入を検討している顕在層ユーザー商品・サービスの機能、料金、導入メリットを論理的に伝え、コンバージョンに繋げる。機能一覧、料金プラン、導入実績、よくある質問(FAQ)ECサイト購入の意思が高まっているユーザー商品の検索・選択・決済をスムーズに行わせ、直接的な売上(購入)を発生させる。商品カタログ、ショッピングカート、決済・配送情報の案内、レビュー 💡違いを理解した使い分けのポイント「まだ会社のホームページを一つも持っていない」という場合は、まず名刺代わりとなる社会的信用のためのコーポレートサイトから制作するのが鉄則です。そのうえで、特定の主力製品やD2Cブランドなど、「機能や価格の比較を超えた情緒的な価値」で競合と差別化したい場合に、独立したドメイン等でブランドサイトを立ち上げるのが最も効果的です。 株式会社富士インダストリーズ様のコーポレートサイトとブランドサイトは以下。 株式会社富士インダストリーズ様 コーポレートサイト(AIコミュニケーション制作) 株式会社富士インダストリーズ様 ブランドサイト(AIコミュニケーション制作) 成果を出すための標準的な「構成」 一般的なブランドサイトは、世界観を壊さないようにシンプルなページ遷移や洗練されたレイアウト(縦に長い1スクロール型、あるいは3〜5ページ程度の特設サイト形式)で構成されます。 ① トップページ / ファーストビュー もっともインパクトのあるメインビジュアルやコンセプトムービーを配置。スクロールを促す象徴的なキャッチコピーを提示します。 ② コンセプト / ストーリー ブランドの誕生背景や、そのブランドを通じてユーザーにどんな未来を届けたいかの想いを綴るセクションです。 ③ プロダクト / サービス紹介 主力商品のラインナップを紹介。詳細な機能比較よりも、そのプロダクトが持つ美しさやライフスタイルへの溶け込み方をビジュアル中心で見せます。 ④ 品質・こだわり(エビデンス) 素材、製法、技術、環境への配慮(サステナビリティ)など、ブランドが誇る強みを深掘りします。 ⑤ ニュース / お知らせ 新商品の発売、メディア掲載実績、ポップアップイベントの告知などを掲載し、ブランドが「常に動いていること」を伝えます。 ⑥ 出口への導線(CVエリア) ブランドに魅力を感じたユーザーを逃さないよう、公式ECサイトへのリンク、店舗一覧ページ、あるいはSNSアカウントへのフォロー導線を明瞭に配置します。 ブランドサイトの「企画段階」の進め方 ブランドサイトの「企画」は、サイト制作全体の成否を分ける最も重要な土台です。企画段階で必ず行うべき3つの基本思想と、具体的な5つのステップを解説します。 STEP 1:ブランドを掘り起こすミッション(どんな未来を提供したいか)、原体験(なぜこの商品が生まれなければならなかったのかのストーリー)、強みの根拠(ファクトや技術)を徹底的に言語化します。 STEP 2:理想の顧客像の設計自社ブランドを最も愛してくれる「理想のファン」を1名、実在の人物レベル(年齢、職業、ライフスタイル、価値観、よく使うSNSなど)まで落とし込んで設計します。 STEP 3:顧客体験とサイトの役割定義ユーザーはどこからサイトに来るのか(SNS、検索、イベントなど)、訪れた際にどんな感情を抱かせたいか、見終わった後にどこへ行ってほしいか(公式EC、SNSフォロー、店舗来店など)の送客導線を設計します。 STEP 4:ブランドのトンマナ(世界観)の決定「洗練」「温かみ」「エネルギッシュ」などのイメージを形容するキーワードを3〜5個に絞り、理想とする空気感に近い写真や色見本を集めた「ムードボード」を作成して、チーム内の視覚的ニュアンスのズレをなくします。 STEP 5:更新ルールと運用体制の設計「公開後に誰がどのように情報を更新していくか」を企画時点で決めます。情報の更新が止まったサイトはブランドイメージを損ねるため、非エンジニアでも更新しやすいCMS(STUDIOやWordPress等)の選定も含めてルール化しておきます。 ブランドサイトを彩る「コンテンツ例」 ブランドサイトでユーザーの心を動かすために、よく取り入れられる代表的なコンテンツ例です。 ■ブランドメッセージ / キャッチコピーサイトのファーストビューで最も伝えたいブランドの核を一言で表現します。 ■コンセプトムービー / ビジュアルシネマ写真やテキストだけでは伝わりきらない空気感、使用しているシーンの情緒的なイメージを数分間の美麗な映像で直感的に訴えかけます。 ■ストーリーコンテンツ(開発秘話・原体験)「なぜこの商品を作ろうと思ったのか」という創業者の原体験や、完成までの試行錯誤のプロセスを物語形式で紹介します。ユーザーの深い「共感」を生む重要な要素です。 ■品質・製造プロセスへの取り組み原材料の選定基準、職人の手仕事、安全性を担保する研究データなど、ブランドの信頼性を裏付ける「根拠」を丁寧に開示します。 参考にしたい事例 槐 -Enjyu – 株式会社プライム まとめ:機能を超えた価値を伝えるために モノやサービスが溢れる現代において、ユーザーが最終的にそのブランドを選ぶ理由は「機能や価格」ではなく、ブランドが持つ「想いやストーリーへの共感」です。 ブランドサイトは、その見えない価値を可視化し、競合と圧倒的な差別化を図るための強力な投資となります。まずは自社のブランドが持つ「原体験」や「顧客へ届けたい想い」の言語化から始めてみてはいかがでしょうか。
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  • 生成AIの使い方はもっとシンプルに|ChatGPT・Gemini・Claude活用の新常識

    こんにちは、マーケティング部のいしどうです。最近はAIを活用した資料作成や調査が増えてきたことを実感しています。 ChatGPT、Gemini、Claudeに代表される生成AIは、一部の専門職だけが使う実験的なツールではなくなりました。現在では、企画、営業、採用、顧客対応、資料作成など、さまざまな業務で導入・活用が進んでいます。 一方で、「モデルが増えすぎて、結局どれを選べばよいのか分からない」「長いプロンプトを書かないと、良い回答は得られないのでは?」と感じている方も多いのではないでしょうか。 生成AIは数カ月単位でモデルや機能が更新されます。そのため少し前まで有効だった使い方が、現在も最適とは限りません。 2026年7月時点では、複雑なテクニックを増やすよりも「何を実現したいのか」を人が明確にし、AIにも依頼の整理を手伝ってもらう使い方が、より実践的になっています。 生成AIは「長文を扱えるか」だけで選ぶ時代ではない 以前は上位モデルは長文や複雑な指示に対応でき、下位モデルは短い文章を試しに作る程度、という捉え方が一般的でした。 しかし現在は軽量モデルでも文章の要約や分類、定型文の作成、データ整理などを十分な精度で高速処理できます。 上位モデルの主な価値は、単に長い文章を扱えることではありません。複数の条件を踏まえた推論、企画案の比較、複雑な分析、精度が求められる文章やコードの作成など、より高い思考力が必要な業務で力を発揮します。 つまり現在のモデル選びは「高性能か低性能か」ではなく、仕事の難易度や目的に合わせることが基本です。 メール文面のたたき台や議事録の要約:高速な軽量モデル企画の論点整理や複雑な資料構成:思考力の高い上位モデル大量の文章分類や定型処理:速度とコストを重視したモデル ChatGPT、Gemini、Claudeには、それぞれ得意な表現や操作感、連携できるサービスなどに違いがあります。 ただし一般的な文章作成、要約、アイデア出しといった用途では、いずれも高い実用性を備えるようになりました。細かな優劣を追い続けるより、自社の業務に合うサービスを決め、使い方を標準化するほうが成果につながりやすいでしょう。 プロンプトの常識も変わった 以前は「あなたは〇〇のプロフェッショナルです」と人物像を指定してから依頼すると、回答の品質が上がるといわれていました。 役割指定は専門家の視点で考えてほしい場合や、文章のトーンをそろえたい場合には現在も有効です。しかしその一文を入れただけで品質が大きく向上するわけではありません。 現在の生成AIは、指示や文脈を理解する力が高まっています。そのため人物像を細かく作り込むことよりも、次の情報を明確に伝えることが重要です。 依頼する背景 達成したい目的 作ってほしい成果物 想定する読み手 守るべき条件 参考にしてほしい情報 たとえば、「営業資料を作って」とだけ依頼するのではなく、次のように伝えます。 「新規顧客への初回提案で使用します。読み手はITに詳しくない中小企業の経営者です。サービスの必要性を理解してもらうことを目的に、10ページの資料構成案を作成してください。」 このように背景や目的を伝えれば、AIは必要な役割、説明の深さ、適切な言葉遣いを文脈から判断しやすくなります。 迷ったら「相談役AI」にプロンプトを作らせる 生成AIの進化が速くても、シンプルに使い続ける方法があります。 それは実際の作業を依頼する前に依頼内容を整理する「相談役AI」を置くことです。 相談役は、別の生成AIサービスである必要はありません。同じ生成AIの別チャットを開き、背景と目的、やらせたいことを伝えたうえで、次のように依頼します。 「社内向けの業務改善提案書を作りたいです。背景は〇〇、目的は〇〇、読み手は〇〇です。これをGeminiに依頼するための、分かりやすいプロンプトに整えてください。」 これだけでもAIが情報を整理し、対象となる生成AIが理解しやすい指示へ変換してくれます。 目的が明確になっていれば長大なプロンプトを自分ですべて組み立てる必要はありません。情報が足りている場合は、基本的に一度のやり取りで実行用のプロンプトを作成できます。 反対に、まだ依頼内容が曖昧な場合は、次の一文を追加します。 「不足している情報があれば、プロンプトを作成する前に質問してください。」 相談役AIに情報の抜けを確認させることで、依頼した後に「思っていた内容と違う」という事態も減らせます。 AI活用で最も重要なのは目的と判断基準 相談役AIを使ったとしても、人が目的を決めなければ期待どおりの結果にはなりません。 AIは与えられた目的に向かって案を作ることは得意です。しかし、「この仕事で本当に達成すべきこと」を、組織や担当者に代わって決めることはできません。 業務経験の少ない人が生成AIをうまく使えないように見える場合、操作方法ではなく、依頼の前提となる判断基準をまだ十分に言語化できていないことがあります。 一方、経験のある人は顧客が何を気にするのか、どの情報を優先すべきか、どこで問題が起きやすいかを、過去の経験から判断できます。その判断基準をAIに共有すれば、回答の精度は大きく変わります。 これは、若手よりもベテランのほうがAI活用に向いている、という意味ではありません。 若手の操作スピードや新しいツールへの適応力と、経験者が持つ業務知識や判断基準を組み合わせることが重要です。目的、優先順位、確認項目を組織内で共有できれば、担当者の経験年数にかかわらず、AIを活用しやすくなります。 最終的な事実確認、リスクの判断、顧客への配慮、採用する案の決定は、これからも人が担います。 AIは意思決定者の代わりではありません。意思決定に必要な材料を、速く、広く、分かりやすく整理するパートナーとして活用することが大切です。 まとめ|AIに考えさせる前に、人が目的を決める 生成AIのモデルや機能は今後も変わり続けます。しかし、使い方まで複雑にし続ける必要はありません。 まず人が目的を決める。次に相談役AIへ背景と求める成果物を伝え、実行用のプロンプトに整えてもらう。そして、出力された内容を人が確認し、最終的な意思決定を行う。 この流れを作れば、特定の生成AIや一時的なプロンプトのテクニックに振り回されにくくなります。 生成AI活用の差は、難しい「呪文」を知っているかどうかではありません。目的と判断基準をどれだけ明確にAIへ共有できるかによって決まります。 日々進化が著しいツールですが、使いこなしていけるよう情報をアップデートしていきますので、またぜひ覗きに来てください。
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  • 【5分でわかる】コーポレートサイトとは?意味や役割、ホームページとの違いを簡単に解説

    「社内のWeb担当者になったけれど、実はコーポレートサイトの定義がよく分からない」 「ホームページやサービスサイトとは何が違うのだろう?」 このように悩んでいませんか? コーポレートサイトは、企業にとって「Web上の本社」とも言える最重要のインフラです。しかし、ただの「会社案内」として形だけで作ってしまうと、せっかくのビジネスチャンスや優秀な人材を逃してしまう原因になります。 この記事では、現代のコーポレートサイトの正しい定義から、他のWebサイトとの使い分け戦略、競合に負けないサイト作りのポイントまで、5分でサクッと理解できるように解説します。 現代のコーポレートサイトの定義 まず前提として知っておきたいのが、言葉の定義と現代における役割の変化です。 ホームページ(HP)とコーポレートサイト 日常会話では「ホームページ(HP)」も「コーポレートサイト」も同じ意味で使われがちですが、厳密には異なります。 ホームページ: 本来はブラウザを起動したときに最初に表示されるページや、Webサイトの「トップページ」を指す言葉です。 コーポレートサイト: 企業そのものの情報(会社概要、理念、事業内容など)を発信する「企業公式サイト」の総称です。 現在では、これらを大枠で「HP」と呼ぶことが多いですが、ビジネスにおいては「企業公認の公式な場」としてコーポレートサイトという言葉が使われます。 現代に求められる「Web上の本社」としての役割 一昔前であれば、紙のパンフレットの代わりとして会社概要が載っていれば十分でした。しかし現代において、コーポレートサイトは「Web上の本社(顔)」です。 取引先が新しく契約を結ぶとき、求職者が面接を受けるとき、銀行が融資を検討するとき、必ず事前にコーポレートサイトをチェックします。つまり、サイトの出来栄えや情報の新しさが、そのまま「企業の社会的信用」に直結する時代になっているのです。 「ユーザー視点」とは 成果の出るコーポレートサイトと、そうでないサイトの決定的な違いは「誰のために作られているか」です。 自己満足なサイト: 「自社が言いたいこと(社長のこだわり、ニッチな技術の自慢)」が小難しく並んでおり、どこに何があるか分かりにくい。 ユーザー視点で作られたサイト: 訪れた人が「この会社は何をやっているのか」「どんな強みがあるのか」が数秒で直感的に理解できる。 コーポレートサイトを置く狙いは企業規模やフェーズで変わる コーポレートサイトを作る目的は、すべての企業で一律ではありません。会社の規模や成長フェーズによって、狙うべきゴールは変わります。 スタートアップ・中小企業:認知拡大と「最初の1件」の信頼獲得 まだ名前が知られていない企業や中小企業の場合、最大の目的は「怪しい会社ではないと証明すること」です。充実した実績紹介や代表の顔が見えるコンテンツを用意することで、新規顧客やパートナー企業からの「最初の信頼」を獲得するフックになります。 中堅・老舗企業:ブランドイメージの刷新と「採用のミスマッチ」防止 ある程度認知度がある企業の場合、古いイメージを刷新する「リブランディング」や、「採用活動の効率化」が主な目的になります。サイトを通じて企業のリアルな社風や価値観を発信することで、自社に合わない求職者の応募(ミスマッチ)を減らし、採用コストを抑えることができます。 BtoB企業とBtoC企業における「ゴール」の違い BtoB(対企業)ビジネス: ゴールは「問い合わせ」や「資料ダウンロード」です。検討期間が長いため、担当者が社内で稟議を通しやすいよう、信頼できるデータや事例を豊富に載せる必要があります。 BtoC(対個人)ビジネス: ゴールは「認知の獲得」や「店舗への誘導」です。第一印象の良さや、SNSとの連携、直感的な使いやすさが重視されます。 他の特化型サイトとどう組み合わせる? 企業のWeb戦略が進むと、コーポレートサイト以外にも様々なサイトが登場します。これらをどう使い分けるべきか、その基準を整理しましょう。 「コーポレートサイト」と「サービスサイト(商品紹介)」を切り離す基準 コーポレートサイト: 企業の信頼性を伝える場所(ターゲット:株主、取引先、求職者、社会全体) サービスサイト: 特定の商品やサービスを売るための場所(ターゲット:その商品を買いたい見込み顧客) もし自社の商品数が多かったり、ターゲット層が企業イメージと全く異なったりする場合は、コーポレートサイトとは別に「サービスサイト」を立ち上げた方が、それぞれのユーザーに響くメッセージを届けやすくなります。 「採用サイト」との導線設計 コーポレートサイトの中にも「採用ページ」は作れますが、本格的に採用を強化したい場合は独立した「採用サイト」を作るのが効果的です。 コーポレートサイトのトップページから採用サイトへの明確な導線(ボタンやバナー)を作ることで、企業に興味を持った求職者をスムーズに熱量の高いコンテンツへ誘導できます。 自社に必要なWebサイトの「最適数」は? 「あれもこれも」とサイトを別々に作りすぎると、すべてのサイトを更新する人手が足りなくなり、どれも中途半端になってしまいます。 まずはコーポレートサイト内に特化ページ(事業紹介や採用情報)を作ることから始め、アクセス数や予算が増えてきた段階で独立させるのが堅実な戦略です。 これからのコーポレートサイトに不可欠な「3大要素」 会社概要やお問い合わせフォームといった定番の項目があるのは当たり前です。ここからは、競合他社の一歩先を行くために必要な3つの要素を解説します。 ① 独自の提供価値(バリュープロポジション) ユーザーがサイトを開いて最初に見るエリア(ファーストビュー)に、「自社が他社と違って、誰にどんな価値を提供できるのか」を明確なキャッチコピーと言葉で表現しましょう。「何をやっている会社か分からない」と思われた時点で、ユーザーはすぐにブラウザの戻るボタンを押してしまいます。 ② リアルな実績・事例・お客様の声 どんなに「我が社の技術は素晴らしい」とテキストで書くよりも、「〇〇業界のA社様に導入され、コストを30%削減しました」という実際の数字を伴う事例のほうが、何倍も説得力があります。守秘義務に反しない範囲で、できる限り具体的な実績を掲載しましょう。 ③ モバイルファースト・UX(操作性) 現在、ビジネスシーンであってもスマートフォンからコーポレートサイトを閲覧する割合は半数を超えています。「パソコンでは綺麗に見えるけれど、スマホだと文字が小さくて読めない」サイトは、それだけで信頼を失います。スマホでの押しやすさ、読みやすさを最優先にした設計(モバイルファースト)が不可欠です。 コーポレートサイトに必要な要素をどのように配置し、どんなページ構成に落とし込めばいいのか、具体的なテンプレートや設計手順は下記記事で詳しく紹介しています。併せて参考にしてください。🔗関連記事:コーポレートサイトの目的と役割とは?構成要素や構築の手順、事例までプロが解説 作って終わりにしない!持続可能な運用マニュアル ホームページ制作で最も多い失敗が、「高いお金をかけて作ったのに、その後誰も更新していない」という状態です。 「更新が止まる」を未然に防ぐ 更新が止まる原因はシンプルで、「誰が・いつ・何を更新するか」が決まっていないからです。対策として、サイトの公開前に「お知らせの更新は毎月第1月曜日に総務部が行う」「事例の追加は営業部が受注ごとに行う」といった、社内の運用ルールと担当者を明確に決めておきましょう。 外注と内製のベストバランス 自社(内製)でやるべきこと: 日常のお知らせ、新着情報、ブログ記事の投稿、写真の差し替えなど(WordPressなどのCMSを導入すれば、専門知識がなくても簡単に更新できます)。 外注(プロ)に頼むべきこと: 大規模なデザインのリニューアル、新機能の追加、サーバーの不具合対応など。 このように役割を分担することで、運用のコストを抑えつつ、常にサイトを新鮮な状態に保つことができます。 アクセス解析(Googleアナリティクス等) サイトを良くしていくためには、定期的な数字のチェックが必要です。まずは以下の3つだけを月1回確認しましょう。 ユーザー数: どれくらいの人がサイトに来てくれているか 流入経路: 検索から来ているのか、SNSからか、あるいは直接URLを入力しているのか コンバージョン数: 問い合わせや資料請求が月に何件発生したか まとめ コーポレートサイトは、一度作ったら完成の「作品」ではなく、企業の成長や社会の変化に合わせて育てていく「生き物」です。 「自社のサイトは、今の時代に合った見やすさになっているか?」 「訪れた人に、自社の強みが正しく伝わっているか?」 この機会に、ぜひ自社のコーポレートサイトを見直したり、新しいサイトの企画にこれらの視点を取り入れたりしてみてください。ユーザー視点に立った「Web上の本社」を作ることが、次のビジネスの成功への第一歩となります。 ▼コーポレートサイトの制作をご検討中の方へAIコミュニケーションは、1,500社以上のホームページ制作実績をもとに、目的の整理からデザイン・公開後の運用までを一貫してご支援しています。
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  • その見積書大丈夫?ホームページ制作の見積書内訳と後悔しないための注意点

    「ホームページを作ろう!」と意気込んで制作会社に見積もりを依頼したものの、送られてきた見積書を見て頭を抱えてしまう担当者も少なくないはず。 「Web制作一式:〇〇万円」とだけ書かれていたり、聞き慣れない専門用語がずらりと並んでいたり……。これでは提示された金額が妥当なのか判断できませんよね。 自分で調べるにも見積もり項目を一つずつ調べていたら時間がかかるし、制作会社に直接問い合わせるのも少し躊躇してしまうという方のために、本記事でホームページ制作の見積書がなぜ分かりにくいのかという原因から、内訳の詳しい見方、損をしないための注意点まで徹底的に解説していきます。見積書を正しく読み解き、信頼できるパートナーを見つけましょう! なぜホームページ制作の見積書は分かりにくいのか? そもそも、なぜホームページ制作の見積書はこれほどまでに不透明に感じられるのでしょうか。それにはWeb業界特有の3つの背景があります。 ホームページ制作に「定価」がない理由 ホームページは、形のある既製品を売るわけではありません。家を建てるのと同じように、クライアントの要望に合わせて一から構築する「オーダーメイド」が基本です。 関わるデザイナーやエンジニアの人数、開発期間、導入するシステムによって工数が全く異なるため、業界共通の「定価」が存在しないのです。 制作会社によって見積書の「項目名」が異なるため 同じ作業であっても、制作会社によって見積書の書き方は千差万別です。 例えば、サイトの全体設計をする作業を、ある会社は「ディレクション費」と呼び、別の会社は「企画・構成費」や「プランニング費」と書くことがあります。この用語のばらつきが、比較検討を難しくする大きな要因です。 作業の「範囲(どこまでやってくれるか)」が見えにくいため 見積書に「ページ制作」と書かれていても、以下のように具体的な作業範囲が見えにくいという問題があります。 「デザインだけ」なのか 「スマホ対応のコーディング(レスポンシブ)」まで含まれているのか 「掲載する文章の作成」までやってくれるのか ここを曖昧にしたまま契約すると、後から「それは別料金です」と言われ、追加費用が発生するトラブルに発展することも…。コワイ! 結論:「相場の基準」「項目内容の知識」を身につけることが大切 見積書の良し悪しを判断する唯一の方法は、「一般的な料金相場」という物差しを持つことです。相場を知ることで、提示された金額が「ボッタクリ」なのか、あるいは「安すぎて逆に怪しい(手抜きのリスクがある)」のかを冷静に見極められるようになります。また、項目に対してどのような作業内容なのかをおおよそでも把握しておくことで、打ち合わせの際に各項目にかかる具体的な作業内容の確認や価格交渉をスムーズに行うことができます! 正当な金額か判断する物差し!ホームページ制作の「料金相場」 相場の基準を身につける第一歩として、まずはホームページ制作の相場について説明していきたいと思います。制作するサイトの種類や規模によって大まかに以下のように分類されます。 サイトタイプ費用の相場特徴・向いている用途格安・テンプレート型10万〜30万円既存の枠組みにはめ込んで制作。名刺代わりの簡易サイト。一般的なコーポレートサイト10万〜300万円オリジナルデザイン。集客や採用、信頼性向上を目指す企業向け。ECサイト・システム開発型10万円〜500万円以上カート機能や独自のデータベース連携など、高度なシステムが必要。 見積書に「一式」と書かれている場合の注意点 見積書の項目が「ホームページ制作一式:100万円」のように大雑把にまとめられている場合は注意が必要です。 内訳が分からないため、他社との比較ができないだけでなく、「どこまでが作業範囲か」で後々揉める可能性を秘めています。必ず「一式ではなく、内訳を細かく出した見積書を再提出してください」と依頼しましょう。 安すぎる見積書に潜むリスク 「10万円でホームページ制作!」といった格安プランは魅力的でついつい目がくらみますが、実は以下のようなリスクが隠されているケースがほとんどです。 ・スマホ対応が別オプションになっている ・テンプレートに文字を流し込むだけで、デザインの自由度がゼロ ・修正が一切できない、または1回ごとに高額な追加費用がかかる ・月々の管理費(保守費用)が高額で、トータルで見ると割高になる これでは初期費用が安くても、結局デザインの変更や修正を繰り返すうちにどんどん最終金額が上がってしまいます。お得すぎる価格に惑わされず、冷静にどのような作業がその見積金額で可能なのか、というところを把握して検討することが大切です! 💡ポイント:相場はあくまで目安!「自社の要件」で金額は変動する 相場の基準を身につけよと口酸っぱく伝えてきましたが、念のため補足させてください。料金相場を確認する際に絶対に忘れてはならないのが「相場はあくまで一般的な基準に過ぎない」という認識です。 例えば、同じ「10ページのコーポレートサイト」であっても、以下のような要素で費用は2倍以上変わることがあります。 ・テンプレートを使うのか、完全オリジナルデザインなのか ・写真素材を自社で用意するのか、プロのカメラマンに撮影を依頼するのか ・簡単な問い合わせフォームだけか、複雑な顧客管理システムと連携するのか そのため見積書が高すぎる・安すぎると一喜一憂するのではなく、前述でもお伝えしましたが「提示された金額に対して、どこまでの作業(要件)が含まれているか」を精査することが最終的には重要です! 「ホームページ制作の相場」についてもっと細かく説明していますのでよければ併せてご覧ください! ▶【関連記事】ホームページ(HP)制作の相場はいくら?内訳やカテゴリ別の費用を解説 各項目の正体を見極める!見積書「内訳」の徹底解説 次はいよいよ見積書に並ぶ難解な専門用語について解説していきます。4つのグループに分けて見ていきましょう。 ここでは、まず大枠を掴むために、主要な項目の役割をシンプルに解説していきます。これさえ押さえておけば、見積書を見るのが怖くなくなりますよ。 ■基本設計・ディレクション費用 家づくりでいう「設計図作成」や「間取り作成」にあたる、非常に重要な工程です。 ・ディレクション費(進行管理費)プロジェクト全体の進行管理、スケジュール調整、クライアントとの窓口役を担う「ディレクター」の人件費です。全体の制作費の「10%〜20%」程度が相場として計上されることが多いです。 ・企画・構成費(サイト設計費)競合調査やターゲット分析を行い、簡単に言うと「どんなページ構成にすれば成果が出るか」を設計する費用です。 ■デザイン・コーディング費用(見た目と動き) 実際に目に見えるホームページの形を作る、もっともコストがかかる中心的な工程です。 ・トップページデザイン費・下層ページデザイン費サイトの顔となる「トップページ」と、それ以外の「下層ページ(会社概要やサービス紹介など)」のデザイン制作費です。トップページは設計やビジュアルにこだわるため、下層ページよりも単価が高く設定されます。 ・コーディング費(HTML/CSS実装)デザイナーが作った「画像データ」を、ブラウザ上でホームページとして実際に動くようにソースコード(HTML/CSSなど)に書き起こす作業です。 ・レスポンシブ対応費(スマホ最適化)パソコン、タブレット、スマートフォンなど、どの端末で見ても画面サイズが自動で最適化されるように実装する費用です。現代のWeb制作では必須の項目です。 ■システム開発・機能実装費用 ホームページに「機能」を持たせるための作業に対する費用です。 ・CMS導入費(WordPressなど)お知らせやブログなどを、自社で簡単に更新できるようにするためのシステム(CMS)を組み込む費用です。代表的なツールである「WordPress(ワードプレス)」の設定やカスタマイズがこれに該当します。 ・お問い合わせフォーム実装費ユーザーが問い合わせや資料請求を行うためのフォームを作る費用です。入力項目の多さや、自動返信メールの仕様によって費用が変動します。 ■その他・諸経費 制作が完了した後のテストや、インフラ周りの設定に関する費用です。 ・テスト・デバッグ費完成したサイトが、異なるブラウザ(Chrome、Safariなど)や古いスマホでも正しく表示され、ページ遷移や各種ボタンが正しく機能するかを確認・修正する作業です。 ・サーバー・ドメイン設定代行費ホームページをインターネット上に公開するために不可欠な「土地(サーバー)」と「住所(ドメイン)」の紐づけ、初期設定を代行する費用です。 上記でご紹介した項目はホームページ制作の見積書に記載される代表的なものなので、ここを押さえておけば見積書の確認がスムーズになると思います! 見積書をもらったら必ず確認すべき「5つの注意点」 「見積書の項目について知識を深められたし、これでもう安心。」ではないんです。実は見積書を渡されたら、必ず担当者に確認してほしい5つのポイントがあります。確認ポイント①:修正回数に上限はあるか? デザインや文章の修正に「何回まで対応してもらえるか」を確認しましょう。一般的には「2〜3回まで無料、それ以降は追加料金」としている制作会社が多いです。制限がないと思い込んで何度も修正を重ねると、後から高額な請求が来るトラブルになりかねません。 確認ポイント②:スマホ対応(レスポンシブ)は含まれているか? 現代のホームページにおいて、スマホ対応は必須です。見積書の中に「レスポンシブ対応」や「マルチデバイス対応」という文字があるか確認してください。記載がない場合、スマホで見るとパソコン用の画面が縮小されて表示されるだけの、非常に見づらいサイトになってしまう恐れがあります。 確認ポイント③:掲載するテキストや画像はどちらが用意するのか? ホームページに載せる文章(原稿)や商品写真などを、「自社が用意するのか」「制作会社が作ってくれる(撮影・ライティングしてくれる)のか」を明確にしましょう。基本的には「クライアント(自社)が提供する」という前提で見積もられていることが多いため、事前の確認が必要です。 確認ポイント④:納品後の「保守・運用費」は毎月いくらかかるのか? ホームページは作って終わりではありません。サーバー・ドメインの維持、セキュリティ対策、システムのアップデートなど、毎月「保守費用(ランニングコスト)」が発生します。これが月々いくらなのか、またその費用の中に「簡単なテキスト修正やバナー差し替え」が含まれているかを確認しておきましょう。 確認ポイント⑤:著作権の帰属や、解約時のデータ引き渡しはどうなるか? 制作したサイトの「著作権(特にデザインやソースコード)」が自社に移転するのか、制作会社に残るのかは非常に重要です。もし制作会社に帰属したままの場合、将来的に他社へ乗り換えたい時や、自社でサーバーを移転したい時に「データを渡してもらえない」「数十万円の買い取り費用を請求される」といったトラブルが起きる原因になります。 上記の確認ポイントを事前に制作会社と精査しておかないと、制作中に「言った・言わない」のトラブルへ発展してしまう可能性があります。 特に「修正回数」や「対応範囲」については、制作に着手する前にしっかり合意を取り、双方が同じ認識で進められるようにしておくことが大切です。  後悔しないために!見積もりを安く抑える・適正化するコツ 「見積金額が予算をオーバーしてしまった……」という場合でも、諦める必要はありません。以下の工夫をすることで、質を落とさずに費用を抑えることができるかもしれません。 ①素材を自社で用意しておく 実は制作会社にとって最も手がかかるのは「素材の用意」です。自社でできる準備(原稿や写真の用意)は先回りして進めておくことがカギになります。 各ページの掲載テキスト(原稿)を自社で執筆する オフィスや社員、商品の写真を自社で撮影して提供する これらを自社で対応することでライティング費や撮影費(カメラマン派遣代)がかからなくなり、全体的な費用削減につながります。  ②提案依頼書(RFP)を作成し、複数社に「相見積もり」を取る まず「RFP(Request for Proposal)」と呼ばれる資料を作成しましょう。これは、ホームページを作る目的、ターゲット、必須機能、希望納期などを一冊にまとめた「発注の指示書」のようなものです。 口頭やメールのやり取りだけでは、制作会社ごとに解釈の違いが生じやすく、正しく費用を比較することが難しいです。RFPを用意して2〜3社に「同じ条件」で相見積もりを取ることで、初めて対等な条件で金額や提案内容を比較できるようになります。 また、RFPを作成する過程で自社の要望や優先順位が整理されるため、制作会社にとっても具体的で精度の高い見積もりが出しやすくなるというメリットもあります。RFPについて、詳しい書き方や無料のテンプレートを別の記事でご紹介していますのでぜひこちらもご参考ください! ▶初めてでも大丈夫。Web制作のRFP(提案依頼書)の書き方をプロが解説【無料テンプレート付】 ③「必要な機能」と「不要な機能」をあらかじめ整理しておく 「あれもこれも」と機能を詰め込むと、あっという間に予算オーバーになります。 例えば、「どうしても今すぐ必要なのは『問い合わせフォーム』だけで、ブログやお知らせ機能(CMS)は3か月後に様子を見てから導入する」といったように、機能に優先順位をつけましょう。スモールスタートにすることで、初期費用を劇的に抑えられます。 まとめ:見積書を正しく理解して、信頼できるパートナーを選ぼう ホームページ制作の見積書は一見複雑ですが、内訳を細かく分解し、それぞれの言葉の意味を理解すれば決して怖いものではありません。 見積書の合計金額だけで「高い」「安い」を判断するのではなく、「自社がやりたいことに対して、適切な作業範囲で見積もりを出してくれているか」、「親身に相談にのってくれるのか」という視点が何よりも大切です。 疑問に思った点は遠慮せずに質問し、その回答に誠実かつ明確に答えてくれる制作会社こそがあなたのビジネスを成功に導く「本物のパートナー」と言えます。まずは見積書をじっくりと読み解くことから始めてみましょう!
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  • 「ホームページ制作 依頼」完全ガイド|失敗しない準備から選び方・費用相場まで

    「ホームページ制作を外部に依頼したいけれど、何から始めればいいかサッパリ分からない」「下手に動いて高額な費用を払って失敗するのは避けたい!」 画面の前でそんな冷や汗をかいているWeb担当者の方は、きっとあなただけではありません。 ホームページ制作は、ただ依頼するだけでは理想の形になりません。事前の準備から制作会社との打ち合わせ、さらには公開後の運用までを見据えたロードマップを描くことが成功への近道です。 本記事では、依頼時に迷いがちなポイントを網羅し、初めて依頼する方でも失敗しないための実用的なノウハウを徹底解説します。 【依頼前準備】最も重要!見積もり前に「準備」をすべき理由と4つのポイント 「とりあえずプロに相談して、いい感じに提案してもらおうかな~」と考え、何の準備もなしに見積もりを依頼するのは最も避けるべき失敗パターンですよ! なぜ「依頼前の準備」が重要なのか? ホームページ制作において、発注者側の準備不足は以下の致命的なトラブルを引き起こします。 費用が予算を大幅にオーバーする:判断軸がない状態だと不要な機能やページが追加され、見積もりが膨らんでしまいます。 ターゲットに響かず成果に繋がらない:どれほど格好良くても、「誰に」「何を伝えて」「どう動いてほしいのか」の軸がブレているサイトは成果を生みません。 進行が大幅に遅れる:「会社のロゴデータがない」「原稿は誰が書くのか決まっていない」「掲載する写真が用意できない」といった素材不足の事態が次々と発覚します。結果、作業はストップし、当初の公開予定日は遠い彼方へと過ぎ去っていきます。 制作会社は「Web制作のプロ」ですが、あなたの会社の「事業や顧客を把握しているプロ」ではありません。依頼前に自社の軸をしっかり整理しておくことで、制作会社からより精度が高く、費用対効果の良い提案を引き出すことができます。 準備段階で必ず整理すべき4つのポイント ① ホームページを制作する目的の明確化 「新規顧客からの問い合わせを増やしたい」「求職者向けに自社の魅力を伝えたい」「企業の信頼性を高めるパンフレット代わりにしたい」など、何のために作るのかを1つに絞りましょう。 ② ターゲット(誰に見せたいか)の決定 「どんな人が自社のサービスを必要としているのか」を具体的に描きます。「30代で子育てしながら正社員で働く女性」「BtoBのシステム導入担当者」など、訪問してほしいユーザーの人物像(ペルソナ)を具体的に描きます。 ③ 予算と希望納期の決定 あらかじめ上限予算と「〇月までに公開したい」という目標納期を決めておくと、依頼先からの提案がスムーズになります。 ④ 掲載したい素材(写真・文章)や競合情報の整理 会社のロゴやパンフレット、参考にする競合他社のホームページなどを事前にリストアップしておきましょう。 【依頼先タイプ】どこに頼む?3つの制作パートナー ホームページの依頼先は、主に「大手・中堅制作会社」「中小制作会社・Web代理店」「フリーランサー(個人事業主)」の3タイプに分かれます。まずはそれぞれの特徴、メリット・デメリットを整理しましょう。 依頼先タイプメリットデメリットこんな場合におすすめ大手・中堅制作会社企画からデザイン、開発、運用までワンストップで対応可能。品質とセキュリティが極めて高い。制作費用が数百万円〜と高額になりやすい。大規模サイト、ブランディング重視、予算に余裕がある場合。中小制作会社・Web代理店コストと品質のバランスが良い。柔軟な対応や親身なサポートが期待できる。会社によってデザイン重視かマーケティング重視かなど、得意分野が偏る。中小企業のコーポレートサイト、サービスサイト構築。フリーランサー(個人)費用を大幅に抑えられる。細かい仕様変更や直接のやり取りがスピーディ。スキルに個人差がある。病気などで急に連絡が取れなくなる、開発がストップするなどのリスクがある。低予算で制作したい、小規模・LP(ランディングページ)制作。 各パートナーの特徴と見極めポイント 1. 大手・中堅制作会社:圧倒的な安心感と「安心料」としてのコスト 社内プレゼンを通しやすく、コンプライアンスやセキュリティ面での信頼性は抜群。手厚い体制で進むため失敗する確率は極めて低いですが、その分コストには手厚い「人件費と管理費」がしっかり乗ってきます。「失敗が絶対に許されない大規模プロジェクト」向きの選択肢です。 2. 中小制作会社・Web代理店:実利を取るなら第一候補だが「見極め」が肝心 多くの企業にとって現実的な大本命となるのがこのタイプ。コストパフォーマンスが高く、現場の熱量も高いことが多いですが、会社ごとに「デザインが得意」「SEOが得意」といったカラーがはっきり分かれています。自社の目的に合った強みを持っているかを見極める目が必要になります。 3. フリーランス(個人):当たれば天国、外れれば地獄のギャンブル性 費用を極限まで抑えたい場合には魅力的な選択肢です。優秀なクリエイターに当たれば驚くほどのコスパを発揮しますが、品質保証の仕組みがありません。「納品間近で連絡が途絶えた」「コードが乱雑で後から修正できない」といったトラブルと隣り合わせである覚悟は持っておく必要があります。 【実践】自社に合う依頼先はどう探す?3つのアプローチ方法 依頼先のタイプを決めたら、具体的に以下の3つの方法で探してみましょう。「ググって上から順に問い合わせる」という力技でもよいですが、時間と労力がかかるため、効率よくアプローチすべきです。 それぞれ特徴が異なるため、予算や手間に合わせて組み合わせるのがおすすめです。 ① ビジネスマッチングサイト・一括見積もりサービスを活用する 「アイミツ」や「比較biz」などの一括見積もりサービスを利用する方法です。 メリット: 「予算目安は100万円」「不動産業界の実績がある会社」といった条件を入力するだけで、要件を満たす制作会社を複数社紹介してもらえます。自分で何十社も検索して問い合わせフォームを打ち込む手間を削減できます。 デメリット: 登録直後に多くの会社から一斉に営業電話やメールが入るため、対応に追われるストレスがあります。また、利用料(中間マージン)が制作費用に上乗せされている場合もあります。 ② クラウドソーシングサイトでフリーランスを探す 予算を抑えて個人(フリーランス)に頼みたい場合は、「ランサーズ」「クラウドワークス」や「ココナラ」などのクラウドソーシングを活用します。 メリット: 過去の実績ポートフォリオや、他ユーザーからの評価(レビュー)を事前に細かく確認できます。チャットツールを使ってダイレクトに予算やスケジュールの交渉ができる手軽さも魅力です。 デメリット: 玉石混交なため、プロフィール上は完璧に見えても、いざ始まるとレスポンスが極端に遅かったり、納期を守れなかったりする人物が一定数混ざっています。相手のコミュニケーション能力や技術力を見極める目(自己責任)が必要になります。 ③ 知人や取引先からの「紹介」を依頼する すでにホームページを制作・運用して成果を出している他社の知り合いに、依頼先の会社を紹介してもらう方法です。 メリット: 「営業担当は調子が良かったけれど制作陣は優秀だった」「トラブルが起きた時の対応が迅速だった」など、リアルな評判(口コミ)を聞いた上で依頼できるため、最もハズレがありません。 デメリット: 万が一、提案内容が気に入らなかった場合に「紹介者の顔を潰してしまうかも」と断りづらさを感じる心理的ハードルがあります。 【選び方】失敗しない制作会社の見極め方(5つのチェックポイント) 見積もりを複数社から取り寄せて比較する際、どのような基準で「最適な1社」を決めれば良いのでしょうか。人はつい「一番提示額が安いところ」や「営業担当の感じが良かったところ」に吸い寄せられそうになります。 信頼できるパートナーを見極めるための5つの必須チェックポイントを解説します。 ① 自社の業界や目的(集客・採用など)に合った実績があるか ただ「実績が豊富」というだけでは不十分です。重要なのは、「自社の業界」と「サイトを作る目的」に合致した経験があるかどうかのピンポイントな実績です。 業界実績: あなたの会社と同業界(例:不動産、医療、メーカーなど)の制作経験があるか。 目的別実績: 「問い合わせ増加」や「採用強化」など、自社の目的に近いホームページで実際に成果を上げた事例があるか。 業界のターゲット層が好むデザインや、特有のルール(薬機法や表示規制など)を熟知しているため、スムーズに進行できます。 ② 専門用語を使わず、わかりやすく説明してくれるか ヒアリングや提案の場で、こちらがWebに詳しくないことを察して、専門用語を噛み砕いて説明してくれる担当者は信頼できます。「SEO」「CMS」「レスポンシブ」といった言葉を当たり前のように使い、一方的に話を進める会社は、制作がスタートしてからもコミュニケーションにズレが生じやすいため注意が必要です。 ③ 提案内容に「目的を達成するためのロジック」があるか 「なんとなく今風でおしゃれだから」「かっこいいから」という理由だけでデザインを提案してくる会社は避けましょう。  優れた制作会社は、「なぜその色なのか」「なぜその場所にボタンを置くのか」というデザインのすべての要素に論理的な説明(ロジック)を持っています。「BtoBの決裁者がターゲットなので、まずは信頼感を与えるためにネイビーをベースにし、問い合わせボタンを常に右上に固定して迷わせない導線を作ります」といった納得感のある説明をしてくれる会社を選びましょう。 ④ 見積書の内訳が具体的に書かれているか 見積書に「ホームページ制作一式:〇〇万円」としか書かれていない会社は危険です。後から「その機能は別料金です」「写真素材の用意は含まれていません」と追加費用を請求されるトラブルに発展しやすくなります。 企画構成費 デザイン費 コーディング費 システム開発費 このように工程や要素ごとに細かく分解して記載されているか、また「修正回数の上限」や「どこまでが初期費用に含まれるか」が明記されているかを必ず確認してください。 ⑤ 公開後のサポート(保守・管理・集客)体制が明確か ホームページは「公開してからがスタート」です。トラブル時の復旧対応やセキュリティアップデート、日々の情報更新、アクセス解析に基づいた改善提案などを継続して行ってくれるかを確認してください。「作ったらサヨナラ」ではなく、公開後のビジネスの成長まで一緒に面白がって考えてくれるパートナーを選ぶことが、最終的な成果を大きく左右します。 【費用相場】制作・運用のリアルなコスト目安 「で、結局いくらかかるの?」 社内プレゼンでも上司から開口一番に突っ込まれるのが、この費用相場の問題ですね。定価が存在していないようなものですので、一般的な相場はしっかり把握しましょう。ホームページ制作の費用は、依頼先やサイトの規模(ページ数・機能)によって大きく変動します。 制作初期費用の相場(目安) サイトの目的や希望する機能に応じて、大体以下の3つのレンジに収まることがほとんどです。  小規模サイト・LP(〜10ページ程度 / テンプレート利用):約20万〜50万円 フリーランスや中小制作会社に依頼し、基本的な情報のみを掲載するシンプルな構成。 中規模サイト(10〜30ページ程度 / オリジナルデザイン):約50万〜150万円 一般的なコーポレートサイトやサービスサイト。デザインを自社専用に起こし、問い合わせフォームやブログ機能を搭載します。 大規模サイト・システム開発(30ページ以上 / EC機能など):約150万〜500万円以上 独自の予約システムや、会員機能、ECカートなどを組み込む場合。大手制作会社への依頼が多くなります。 【見落とし厳禁】公開後の維持費(月額・年額) ホームページは作って終わりではありません。以下のランニングコストが毎月(あるいは毎年)発生します。 サーバー代・ドメイン代: 月額約1,000円〜10,000円 SSL(セキュリティ)費用: 年額数千円〜数万円 保守・管理・コンテンツ更新費用: 月額約1万〜5万円(制作会社に運用サポートを依頼する場合) 【打ち合わせ流れ】初回ヒアリングから契約までのステップ 依頼先が決まり、最初に行う打ち合わせ(キックオフ)から契約・制作開始までの一般的な流れです。 初回ヒアリング(打ち合わせ) 事前に用意した「目的」「ターゲット」「予算」「参考サイト」を制作会社に伝えます。制作会社からは、現状の課題や必要な機能について質問があります。 提案書・見積書・構成案の提示 ヒアリングをもとに、制作会社が「サイトマップ(構成案)」と「見積もり」を提案します。ここで認識のズレがないかしっかり確認しましょう。 契約・発注 費用やスケジュール、著作権の帰属、保守の範囲について合意できたら、正式に契約を交わします。 制作開始(デザイン・開発) デザインの確認、テキストや写真素材の提出を行いながら、実制作(コーディング)へと進みます。 【公開後運用】作って終わりにしないための鉄則 ホームページの真の価値は、「公開した後にどう育てるか」で決まります。情報が5年前のままで止まっているホームページは、企業の信頼性を損ねるだけでなく、検索順位(SEO)も下がってしまいます。 自社で簡単に更新できる仕組み(CMS)を取り入れる お知らせやブログ、実績紹介などは、外部に頼まなくても社内のスタッフが管理画面からすぐに発信できる「WordPress」や「ノーコードツール」などを導入してもらうよう、制作段階で依頼しておきましょう。 アクセス解析と継続的な改善 「Googleアナリティクス」などのツールを導入し、「どのページがよく見られているか」「どこでユーザーが離脱しているか」を定期的にチェックし、テキストやバナーの配置を改善していきます。 まとめ ホームページの制作・リニューアルを成功させるには、企画、デザイン、コーディング、そして公開後の保守やマーケティング(SEO・Web広告)までを「ワンストップ(一気通貫)」で任せられる制作会社を選ぶことも非常におすすめです。 窓口を一本化することで、不具合が起きた際の対応がスピーディになり、社内担当者の負担も大幅に軽減されます。 まずは、自社がホームページで「誰に・何を伝えたいのか」を整理し、信頼できる制作パートナー探しから一歩を踏み出してみましょう。
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