変化に追いつけ!ひよっこマーケターの成長譚。

マーケティング部

A.Y. マーケター

2024年12月中途入社。入社初日にビルの火災報知器が誤作動、訳も分からず初めましての皆さんと非常階段でゾロゾロと避難した。マーケティング部内で一番フレックスタイムを活用している。たぶんINTP。

はじめまして。マーケティング部のA.Y.です。

入社してまだ1年も経たないひよっこですが、前職はマニュアル編集者という、ニッチな世界にいました。

しかも、機械製品の整備マニュアルが担当でした。

何か間違った情報を出して、怪我人が出たなんてあってはならないことですので「正しさ」「手順の無駄のなさ」(あとは「誤記のなさ」)が何よりも尊ばれる世界です。省略して誤解を生むくらいなら、ちょっと日本語としておかしいくらい主語も何度も書きます。

一方、今のWeb業界ひいてはマーケティングの世界は、スピードと「まずはやってみる」が正義です。

そんな私がなぜ全くの別世界に来たかといえば、「このわたしの労働は、一体誰に届いているのだろうか?誰か読んでくれているのだろうか?」という、若いなりに仕事のやりがいの行き場を探し始めたからでした。

正直マーケティングである必要はありませんでした。ただ、誰かに確実に届き、その反応が肌で感じられる場所が欲しかったのです。

ここでは、私の「マニュアル脳」がベンチャーWeb業界でどのように変質し、そして活きているのか、書きたいと思います。

思考を柔らかく!十年単位の成長速度から、数年で勝負する世界へ

このWeb業界に来て、まず私が衝撃を受けたのは「時間の流れ」の違いでした。

前職のマニュアル制作の世界では、一人前のベテランと呼ばれるまでには、十年一日のごとく経験を積み重ねるのが当たり前です。

ところが、このWeb業界では、二、三年で一人前としてプロジェクトを率いる人がいる。この成長スピードのギャップは、まさに時間のワープです。時間の進み方が全然違うのです。

そしてここでは、「やったことがない」も当たり前。それをどう実現するかが大切です。マニュアルがないなら、自分が先駆者となり作り上げていく。

予測値や憶測で目標を立て、「まずは動く」というこの業界の美学に慣れるのが最も大変でした。

「正しいかどうか」を追求してきた私にとって、確証が得られないままプロジェクトを動かすことへの抵抗感は大きかったです。

しかしチームの働き方を間近で見て、「完璧なマニュアルを待っていては、競合は宇宙の果てまで行ってしまう」ということを肌で感じました。

自ら動き出し、ユーザーの反応という答えを得るという、ビジネスの最前線にある生き生きとした感覚が必要なのです。この新しい感覚は、私にとってとても新鮮な刺激でした。

そして、お客様のためになるならどんなことでも挑戦できるという、ベンチャーならではの魅力でもあります。

マニュアル編集で培った「慎重さ」「着実さ」に、ここで学んだ「実行力とスピード感」、そして「数字を追うビジネスの感覚」が合わさったことで、私のキャリアに深みが出たことは言うまでもありません。

ちなみにお客様に渡すマニュアルの作成など、たまに私に仕事が回ってきます。キャリアを認めてもらえていると感じるうれしい瞬間です。

考え方や仕事への取り組み方のプロセスを変えることは簡単ではありませんでしたが(今も努力中です)、社会人としての自分の視座が確実に上がり、見たかった世界を今、確実に見ることが出来ています。

見えてきた!マーケティングという仕事の魅力

大きく働き方や考え方を変えながら、私はこのマーケティングという仕事に携わってきました。
歴は浅いながらも私が感じるこの仕事の奥深い魅力について、いくつかご紹介します。

自分の仕事が「誰に、どう届いたか」が数字で証明できる

マーケティングは、自分の仕事がアクセス数やコンバージョン率という明確な数値で返ってきます。

曖昧な成果ではなく、確実な手応えを求める人にとって、これほど分かりやすい仕事はありません。(もちろん、数字で明確に出てしまう分苦しい場面も出てきます、、)

お客様の声を直接受け取ることができるという点も、この仕事では大切です。

商材や業界のニーズを一番把握しているのがお客様だからというのもありますが、「良くなった」「いつもありがとう」「いい案だ」とお客様の満足の声を聞けることもあります。

そんな日には、ひとり色々と試行錯誤し頭を抱えた苦労など吹っ飛びます。

あなたが作った広告や施策が、今、この瞬間にも誰かの行動を変えているという、生きた実感が得られます。

ロジカルな分析力と、クリエイティブな発想の両方が活きる

データや論理で「正しい方向」を見極め(分析)、それを「どう面白く、どう届けるか」というクリエイティブな挑戦に活かせます。

コピーライティングなどはかなり奥深く、勉強もセンスもユーザー理解もまだまだ足りないと感じる日々です。

私はこの職についてから、web広告はもちろんですが街中のポスターや広告文を目で追うようになってしまいました。

論理だけでは勝てず、感覚だけでも続かない、このバランスがマーケティングの奥深い魅力に感じます。

世の中のトレンドと技術の変化を、誰よりも早く体感できる

Web業界は変化のスピードが速く、常に新しい知識とスキルが求められます。立ち止まる暇はありませんが、その分、自己成長のスピードも桁違いです。

「とりあえずやってみる」が許される環境で(もちろんしっかりと調査が必要ですが)、失敗から即座に学び、改善する力が徹底的に鍛えられます。

この仕事は、常にビジネスの最前線。会社の成長と、あなた自身のスキルアップが完全に直結しているのも大きなやりがいです。

まとめ

今、この記事をご覧になっているということは、きっと何かしら弊社の採用にご興味を持たれていることだと思います。

もしあなたが、「自分のスキルを、誰かに届く仕事で活かしたい」あるいは「未経験だけど、新しい成長の場所を探している」と思っているのなら、同じような想いで動いた私のような者もここに属しているということを、ぜひ知ってもらえたなら幸いです。

私はまだまだ、マーケターとしては十分ではありません。

新しいデータの分析、新しい施策の挑戦、そして上司や同僚から新しい視点をもらう成長の日々です。

この刺激的な環境で、より社会人としても自立した人間になれるよう、これからも全力で、着実に、しかしスピーディに精進していきます。

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